tend Editorial Team

2026.05.22(Fri)

「別に好きで結婚したわけじゃないし、1年以内に痩せてね」産後、体型が変わった私に冷たく言い放つ夫。だが、夫が言った時の状況に背筋が凍った

「別に好きで結婚したわけじゃないし、1年以内に痩せてね」産後、体型が変わった私に冷たく言い放つ夫。だが、夫が言った時の状況に背筋が凍った

夫だけが「変わった」と胸を張るようになった夜

私たち夫婦は、同棲時代から似たような体型でした。

お互いふっくらしていて、外食もスイーツも遠慮なく楽しむタイプ。

ふたりでよく食べてよく笑う、それがうちの距離感だったのです。

転機は、私の妊娠と出産でした。

育休に入り、赤ちゃんの世話と家事に追われる日々が続きます。

意識的なダイエットはしていません。

ただ、夜中の授乳で起き、抱っこで腕を使い、立ったまま食事を済ませる毎日が続いた結果、私の体重は産前より10kg以上落ちていました。

同じころ、夫はジムに通い始めました。

少し遅れて格闘技にも興味を持ち、家ではトレーニングと食事管理の話題が増えていきます。

鏡の前でわざわざシャツをめくって腹を確認するような場面が、何度も目に入るようになっていました。

夫は、自分が「変わった」ことを誇りにしていました。

それ自体は構いません。けれど、口喧嘩のたびにその「変わった」が、私への当てこすりとして飛んでくるようになったのです。

「俺はこんなに変わったのに、お前は全然変わってないよね」

その日の話題と関係ないところに、必ずこの一言が差し込まれます。

最初は受け流していましたが、繰り返されるたびに、家の中の空気が少しずつ重くなっていきました。

息子のすぐそばで、平らな声で続いた追撃

ある夜、ささいな意見の食い違いから口喧嘩が始まりました。

すぐ横では、息子が床に座って積み木で遊んでいます。私たちのやり取りを、ときおり手を止めて見上げていました。

「そういえば、いつ痩せるの?俺ずっとお願いしてるよね?」

夫が、また話の流れを断ち切ります。私は静かに事実を返しました。

「10kg以上落としてるんだけど」

夫の表情は、ほとんど動きません。返ってきたのは、平らで乾いた声でした。

「変わってないから分かんなかった」

同じ言葉が、もう一度耳の奥で再生されたみたいに重く響きました。

息子は積み木を握ったまま、こちらに視線を向けています。

夫はそのまま、最後の一言を畳みかけてきました。

「別に好きで結婚したわけじゃないし、1年以内に痩せてね」

(息子の隣で、この声色なんだ)

背筋を冷たいものが這い上がります。

怒鳴るのでも、酔っているのでもなく、子どもがすぐ横にいる空間で、段取り通りに言葉を並べる夫の温度でした。

息子の耳には、意味の輪郭こそ届かなくても、母親に向けられる声の冷たさは確かに残ります。

私は積み木ごと息子を抱き上げ、寝室へ向かいました。リビングには、夫の声だけが残されていました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.11(Sun)

「今日だけだから」と言い訳する隣人。うちの駐車場で勝手に水をくんでいた奥さんが、続けて口にした信じられない一言
tend Editorial Team

NEW 2026.10.11(Sun)

「順番なんか知るか、海の見える席にしろ」ホテルの朝食会場で怒鳴った男性。だが、結局中央の席を選んだ理由
tend Editorial Team

NEW 2026.10.10(Sat)

「私ならちょっと無理かも」私が出産した産院を口コミで否定するママ友。最後に本人が選んだ場所に唖然
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.06.23(Tue)

「運転できないなら歩いて行け!」39度の妻子を病院に送る車を使おうとする義父。だが、夫の一言で状況が一変
tend Editorial Team

2026.05.08(Fri)

「言ってませんよ。そんな変更、こっちは聞いてません」先方と始まってしまった水掛け論。決着後に残った胸のモヤモヤ
tend Editorial Team

2026.08.07(Fri)

「夜中の犬の鳴き声がうるさい」身に覚えのない匿名の手紙。だが、管理会社の確認で分かった意外な事実
tend Editorial Team