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2026.10.08(Thu)

バッグも習い事も値段で比べるママ友。「もう覚えたから大丈夫」と言われ、年収の話が止まった

バッグも習い事も値段で比べるママ友。「もう覚えたから大丈夫」と言われ、年収の話が止まった

何でも値段でくらべるママ友

幼稚園の同じクラスのママたちとは、月に1度ほどランチに行っていました。

その中に、30代くらいの、何かと値段の話をするママ友がいました。

最初は夫の年収の話でした。みんなも愛想よく聞いていたのですが、やがて話題は、ほかの人の持ち物や子どもの習い事にまで広がっていきました。

ある月、私が新しいバッグを膝に置いていると、斜め向かいに座っていたママ友が気づきました。

「あ、それ新しいバッグ?どこの?」

私が答えると、バッグを眺めながら言いました。

「私、そういう軽い感じのはあまり持たないんだよね」

「私は軽いほうが、子どもを抱っこするとき楽なんだ」

そう返すと、ママ友は「へえ」と短く答え、自分のバッグに手を伸ばしました。

私はそれ以上話を続けず、バッグを足元へ置きました。

別の日には、私の隣に座っていたママが、娘が近くの教室でピアノを始めたと話しました。

すると、ママ友がすぐに口を挟みます。

「うちの子の習い事、月5万円なのよ」

さらに、「月謝が安いところって、先生もそれなりじゃない?」と言いました。

ピアノの話をしていたママは、「うちは楽しく通ってるから、それでいいかな」と笑いましたが、そのあと会話は途切れてしまいました。

そんなことが何度か続き、私もランチの日が近づくと、また値段の話になるのかな、と少し気が重くなっていました。

年収の話を止めた一言

その日のランチでは、ママ友が壁ぎわの席に座り、その隣には、普段から言いたいことをはっきり口にするママが座っていました。

私はピアノの話をしていたママと一緒に、向かい側の席に座っていました。

席について間もなく、ママ友がグラスを置いて話し始めます。

「主人の年収がね、今年もまた上がったの。それで夏休みは」

すると、隣にいたママが笑いながら口を挟みました。

「あ、その話、先月も聞いたよ。もう覚えたから大丈夫」

ママ友は「あ……そうだっけ」と言って、そこで言葉を止めました。

少し気まずい間ができましたが、そのママはすぐにメニューを開きました。

「それより、来週の遠足どうする?お弁当、もう考えた?」

「からあげは入れる。去年、入れ忘れて怒られたから」

「うちはまだ何にも決めてない」

そこからは遠足や子どもたちの話が続き、テーブルの空気もいつものランチらしく戻っていきました。

ママ友もその日は、それ以上、年収や値段の話を持ち出しませんでした。

私は向かい側で話を聞きながら、誰かを言い負かさなくても、話題を変えるだけで空気はこんなに変わるのだと、少しほっとしました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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