「独身時代の120万円だから、お前には関係ない」借金を隠した夫。生活費の通帳を開いた私が見つけた3年間の記録
結婚前に「借金はない」と言った夫
結婚の話が進んでいたころ、私は夫とお互いの貯金額を確認したことがあります。
そのとき、念のため借金についても聞きました。
「借金とか、ないよね?」
「ないない。あるわけないだろ」
夫は笑いながら手を振りました。
それから3年ほどたったある日、夫あてに金融会社から封書が届きました。
何だろうと思い、その夜、私は封筒を夫に見せました。
「これ、どういうこと?」
夫は一瞬黙ったあと、面倒そうに答えました。
「もうすぐ終わるやつだよ。あと10万ちょっとだから」
「でも、結婚するとき借金はないって言ったよね」
「言ったら心配するだろ。もう返し終わるんだからいいじゃん」
納得できずに問い返すと、夫は少し声を荒らげました。
「独身時代の120万円だから、お前には関係ない」
言った直後、夫ははっとしたように口を閉じました。
私は言葉を失いました。残りが10万円ほどだという話よりも、もともと120万円もの借金があり、それを結婚前から隠されていたことのほうが衝撃でした。
通帳に3年間並んでいた3万円
翌日、私は生活費に使っている口座の通帳を記帳し、古い通帳までさかのぼって確認しました。
夫の給料が入る口座で、通帳は私が預かり、キャッシュカードは夫が持っています。
改めて一つひとつ見ていくと、見覚えのない3万円の引き落としが、結婚した月から毎月のように並んでいました。
私は該当するページをコピーし、その夜、食卓に並べました。
夫は紙を見るなり、ため息をつきました。
「まだその話するの?俺が結婚前に借りた金だろ」
私は通帳のコピーを指さしました。
「でも、この3万円は結婚してからずっと、この口座から出てるよね」
夫の表情が変わりました。
「独身時代の借金だから関係ないって言ったけど、返済に使ってるのは、今の生活費が入っている口座だよ」
夫は日付と金額を目で追ったまま、黙り込みました。
「借金があったことも嫌だけど、それより、何も言わずに3年間ここから返してたことが嫌なの。これからは返済も含めて、毎月一緒に確認したい」
しばらくして、夫は視線を落としました。
「……隠してて、悪かった」
私は通帳のコピーを1枚ずつ集め、クリアファイルにしまいました。
独身時代に作った借金だったとしても、結婚後の生活費から返済している以上、「お前には関係ない」では済まないと思います。
それ以来、お金の出入りについては曖昧にせず、夫婦で確認するようになりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














