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2026.10.04(Sun)

「別に残しても料金は同じだろ」朝食バイキングで料理を取りすぎた父親。だが、スタッフが告げたに態度が一変

「別に残しても料金は同じだろ」朝食バイキングで料理を取りすぎた父親。だが、スタッフが告げたに態度が一変

何度も料理を取りに行く隣の父親

夏休みの家族旅行で泊まったホテルの朝食は、1人3000円のバイキングでした。

窓ぎわの私たちの席の隣には、40代くらいの父親と母親、小学生の子ども2人の家族連れが座っていました。

料理を取りに行くと、その父親が私の前にいました。

大皿にはスクランブルエッグやベーコンが山のように盛られ、さらにクロワッサンを取っています。

「1人3000円も払ってるんだ。元は取らないとな」

父親はそう言いながら次々と料理を取り、私は少し後ろで待っていました。

席に戻ってからも、父親は果物やケーキを取りに何度も往復します。気づけば、隣のテーブルには父親が運んできた山盛りの皿が4枚並んでいました。

ところが、父親はどれも少しずつ口にしただけで、やがて椅子にもたれました。

下の子が父親の袖を引きます。

「お父さん、もう食べられないの?」

「もういいよ。いっぱい取ったんだから、それで得しただろ」

父親は笑っていましたが、皿にはかなりの料理が残っています。

近くの席からも視線が向き、私も少し気になっていました。

スタッフが示したテーブルの立て札

そこへ、制服を着た40代くらいの女性スタッフが回ってきました。父親のテーブルの横で足を止め、残った皿を見ます。

「こちら、お食事はもうお済みでしょうか」

「いや、まだ置いといて。デザートは別腹だから」

そう答えたものの、父親は皿に手を伸ばしません。

スタッフがもう一度確認すると、父親は少しいら立ったように手を振りました。

「別に残しても料金は同じだろ」

するとスタッフは、テーブルの端に置かれていた小さな立て札を示しました。

「恐れ入ります。こちらにもありますが、『取りすぎによる食べ残しにつきましては、追加料金をちょうだいしております』とご案内しています」

父親は立て札を見て、黙りました。

「このまま残される場合は追加料金がかかります。まだお召し上がりになるのでしたら、追加料金はかかりません」

父親はケーキにフォークを入れかけましたが、すぐに手を止めました。

すると上の子が、残った皿を見ながらぽつりと言いました。

「元、取れなかったね」

後ろのテーブルから小さく笑う声が聞こえ、父親の顔が赤くなりました。しばらく黙ったあと、スタッフにうなずきます。

母親は子どもたちの手を取り、先に会場を出ていきました。

さっきまで得意げに料理を運んでいた父親は、4枚の皿を前に、ひとりで冷めたコーヒーをすすっていました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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