「エアコンなんて無駄遣いよ」35度の日に嫁からリモコンを取り上げる義母。だが、私の一言で黙り込んだ
お盆の帰省、最高気温35度の日
最高気温35度の日、夫の実家で義母にリモコンを取り上げられました
お盆に、夫の実家へ帰省したときのことです。その日の最高気温は35度の予報でした。
夫と義父はお墓の掃除と買い出しに出かけ、居間には私と義母の2人だけ。結婚して2年、義母と2人きりで過ごすのは初めてでした。
開けた窓から入るのは、熱い風ばかりです。エアコンをつけてもいいですかと聞いてリモコンに手を伸ばすと、義母がさっと取り上げました。
「エアコンなんて無駄遣いよ。」
「でも、汗が止まらなくて…。」
この家では誰もエアコンを入れないと、義母は言い切りました
義母はリモコンを握ったまま、首を振りました。この家は夏じゅう扇風機1台で過ごしている、お父さんもエアコンは嫌いだから、と言うのです。
「スイッチを入れる人なんていないの。」
「私だって寝るときは扇風機だけよ。」
ここで言い返せば、生意気な嫁だと思われるかもしれません。夫もいない家で、私は小さくうなずくしかありませんでした。
義母はリモコンを持ったまま、奥の部屋で昼寝を始めました
義母は居間のエアコンのリモコンをエプロンのポケットにしまい、立ち上がりました。
「今日くらいの暑さ、昔は平気だったわ。」
「奥で昼寝してくるわね。」
嫁なら少しは我慢しなさい。そう言い残して、義母は奥の部屋へ入り、ふすまをぴたりと閉めました。
扇風機の前で1時間
私は扇風機のぬるい風の前で、1時間じっと耐えました
私は扇風機の前に座り、首すじの汗をハンカチでぬぐいました。
「扇風機の風まで、ぬるい…。」
夫に電話しようかとも考えましたが、告げ口をする嫁だと思われるのが怖くて、やめました。
1時間ほどたったころ、奥のふすまが開きました。
起きてきた義母の後ろで、寝室のエアコンが動いていました
麦茶を取りに出てきた義母は、薄いタオルケットを肩にぐるりと巻き、胸の前で端を握りしめて肩をすくめていました。目はまだ寝ぼけています。
開いたままのふすまの奥では、寝室の壁に設置されたエアコンが動いていました。吹き出し口の羽根が開き、冷たい風を送っています。ひんやりした空気が居間まで流れてきて、私は思わず寝室の方を見ました。
「奥のお部屋、涼しいですね。」
「扇風機だけで、寒いんですか?」
自分の言葉を返された義母は、リモコンを渡して黙り込みました
義母ははっとして、座卓のそばに座り込みました。
「お父さんが朝、つけたままなのよ!」
「入れる人なんて、いないんですよね?」
この家でスイッチを入れる人はいない、寝るときは扇風機だけ。そう言い切ったのは義母自身です。
しかも、エアコンが嫌いだと言っていた義父が、朝からつけていたというのです。仮につけっぱなしだったとしても、昼寝をする前に消せたはずです。
義母は口を開きかけたものの、何も言い返せず、目を伏せて黙り込みました。
そして、エプロンのポケットから居間のエアコンのリモコンを出して座卓に置き、指先で私の方へ押し出しました。
私はリモコンを受け取り、お義母さんと同じ涼しさで、夫たちの帰りを待たせていただきますね、と伝えました。さらに、お義父さんには、朝つけたままだったか聞いてみます、と付け加えました。
そう言って、私は居間のエアコンをつけました。義母はタオルケットを巻いたまま、最後まで何も言いませんでした。
※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
※近年の夏は厳しい暑さが続いており、室内でも熱中症になる危険性があります。暑さを無理に我慢せず、エアコンなどを適切に使用し、室温の調整やこまめな水分補給を心がけましょう。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














