「どこに行ったって通用しない」と嫌味な上司。最終出勤日、勇気を出して上司に本音を伝えた結果
退職を伝えた途端、さらにエスカレートする上司
「またこんなミスをして。だからダメなんだよ」
「すみません、すぐに修正します」
「大体、いつも仕事が遅いんだよ。少しは頭を使えないの?」
ため息とともに投げつけられる、冷たい言葉。
以前、私が事務員として働いていた職場での日常風景です。直属の上司は、とにかく嫌味と否定ばかり。毎日顔色を伺いながら、胃を痛める日々が続いていました。
心身ともに限界を感じ、ついに転職を決意。勇気を振り絞って、退職の意志を伝えた日のことです。
「……来月末で、退職させていただきます」
静かに告げた私に対し、上司は鼻で笑いながらこう言い放ちました。
「はあ?結局、逃げるんだ」
「え……」
「どうせお前なんて、次も続かないよ。どこに行ったって通用しない」
労いの言葉など最初から期待していませんでしたが、あまりの言い草に絶句。それからの約一ヶ月間、最後の日までずっと胸の奥に黒いモヤモヤを抱えながら業務をこなすことになりました。
最終出勤日、私を救った渾身のひと言
そして迎えた、最終出勤日。すべての業務を引き継ぎ、いよいよ会社を出る直前。上司は最後まで嫌味な態度を崩しませんでした。
「せいぜい次のところでも、すぐ辞めないように頑張れよ」
ニヤニヤと笑うその顔を見た瞬間。
私の中で、何かが弾けました。もう、この人に怯える必要はない。初めて自分を守る言葉を選び、まっすぐに相手の目を見つめ返します。
「はい、ありがとうございます。でも、安心してください」
「は?」
「あなたみたいな上司がいない職場なので、次の職場は長く続きそうです」
敬語のまま、トーンを落として静かに告げた一言。
あんなに威圧的だった上司の顔から、スッと表情が消えました。口をパクパクさせたものの言葉が出ず、気まずそうにサッと視線を逸らしたのです。その動揺した姿は、今でも忘れられません。
「それでは、お世話になりました」
私は軽く頭を下げて、そのまま踵を返しました。重たいオフィスのドアが閉まった瞬間。ずっと胸の奥に溜まっていた泥のようなものが、嘘みたいに消えていく感覚。
大きく深呼吸をして見上げた空は、清々しいほどに晴れ渡っていました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














