「本気じゃない、ただの遊びだ」半年以上、浮気相手と二重生活していた夫→騙された女と一緒に詰めた瞬間
写真の証拠
結婚して数年、夫とは穏やかな日々を送ってきた。少なくとも、私はそう思っていた。
ある日、見知らぬ女性からSNSにメッセージが届いた。
最初の一文を見て、心臓が跳ねた。
「あなたの旦那さんと、お付き合いしています」
嫌がらせだと決めつけたかった。けれど、添えられた写真には、夫しか持っていない服と、見慣れたうちの車が写っていた。
言い逃れのきかない証拠を握りしめ、私はその夜、夫を問いただした。
三度の沈黙
スマートフォンを差し出すと、夫はまず、白を切った。
「知らないって。こんな女、会ったこともない」
「この服も?あなたしか持ってないよね」
私が写真を一枚送ると、夫の言葉が、急に詰まった。
「いや、それは……」
「この車も、うちのだよ。まだ、たまたまって言うの?」
夫の喉が、ごくりと鳴った。視線が、テーブルの上をさまよう。
「……いや、それは」
夫は口を開きかけ、また閉じ、やがてうつむいた。長い沈黙のあと、絞り出すように言った。
「本気じゃない、ただの遊びだ」
半年以上の二重生活。
その言葉に、怒るより先に、心が妙に静かになっていくのを感じた。
彼女もまた、騙された一人かもしれない。そう思った私は、彼女に会う決意をした。
二人で向き合う
後日、待ち合わせた喫茶店で、彼女は深く頭を下げた。
「すみません。私、ご結婚されてるなんて、知らなくて」
「やっぱり。あの人、あなたにも嘘をついてたのね」
「独身だって、ずっと信じてました。結婚の話まで、してたんです」
その言葉に、胸の奥がずきりと痛んだ。けれど、彼女を責める気持ちは、もう湧いてこなかった。
「あなたも、被害者だったんですね」
「やられっぱなしは、悔しいです」
同じ男に騙された二人。
怒りの矛先は、自然と同じ方向を向いた。私たちは証拠を持ち寄り、夫の嘘を時系列に並べていった。
「この日、夫は出張だって言ってたの」
「同じ日、あの人は私と会っていました」
嘘がぴたりと噛み合うたびに、二人で顔を見合わせた。そして私たちは、並んで夫の前に立った。
「ちょっと待て、二人で何の話をして」
「何って、あなたの二重生活の話。全部、確かめ合ったから」
夫の顔から、みるみる血の気が引いていく。言い訳を探して口を開くが、声にならない。額に汗がにじんだ。
「証拠は両方そろってるの。もう、逃げ場はないよ」
彼女がそろえた画面を見せると、夫はへたり込んだ。並んで見下ろす私たちを、彼は青ざめた顔で見上げるしかなかった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














