「浮気じゃない、嫌なら出て行けよ」二股を悪びれない彼。だが、復縁を迫った彼に待っていたのは
別の街で切れる連絡
付き合っていた彼には、妙な習慣がありました。
ひと月に何度も、遠くの街へ出かけていくのです。
「仕事の用事だから」
行き先を尋ねても、返事はいつもそっけないものでした。
おかしいのは、その間だけ連絡がぷつりと途絶えることです。
半日たっても既読すらつかず、私はいつも一人でやきもきしていました。
忙しいのだろうと、無理に自分を納得させていたのです。
戻ってきた彼に「連絡くらいしてよ」と言っても、返ってくるのは「タイミングが悪かった」の一点張り。
何度そう言われても、胸のざわつきは消えませんでした。
そんなある日、知人が教えてくれました。
ネット上に、彼が別の女性と親密そうに写る一枚があったのです。
時期をたどれば、私と付き合うより前からの関係でした。
二股です。問い詰めると、彼はまるで悪びれませんでした。
「浮気じゃない、嫌なら出て行けよ」
「じゃあ、あの人と付き合えばいいでしょう」
私がそう突き放すと、彼は平然と言い返してきました。
「向こうとは気が合わないから、お前といるんだよ」
その一言で、私の気持ちは完全に冷めました。
こんな人に時間を使うのは、もったいない。私は即座に別れを切り出したのです。
復縁の連絡を即ブロック
別れてから3ヶ月ほど過ぎた頃、彼から一通のメッセージが届きました。
「本当にあっちと別れた。もう一回やり直そう」
都合のいいときだけ人を呼び戻そうとする、その神経が信じられませんでした。
以前の私なら、少しは心が揺れたかもしれません。
けれど、もう違いました。私は返信を打つ手も止めて、彼の連絡先をその場でブロックしました。
ひと言も返さずにです。
彼という存在を、自分の生活からきれいに締め出したのです。
後日、共通の知人が困った顔で伝えてきました。
「あいつ、なんで急に連絡取れなくなったんだって、慌ててたよ」
私を見下して追い出そうとした人が、今度は必死に私を探しているのです。
「もう関わらないから、そう伝えておいて」
私がそう頼むと、知人は感心したようにうなずきました。
「きっぱりしてるね。そのほうがいいよ」
それきり、彼から私に届く言葉は、一つもなくなりました。
ブロックの向こうで何を言っていようと、もう私には関係のないことです。
スマホの通知が、彼の名前で光ることは二度とありません。静かな画面を眺めながら、私は久しぶりに深く息を吐きました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














