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2026.09.23(Wed)

「5万円の服を買ったよ」と嬉しそうな彼。旅行3回分の精算がたまる中、私が伝えた次の予約の条件

「5万円の服を買ったよ」と嬉しそうな彼。旅行3回分の精算がたまる中、私が伝えた次の予約の条件

嬉しそうに見せられた5万円の服

付き合って2年になる彼は、服が大好きな人だ。二十代の私たちは休みが合うと旅行に出かけていて、宿と新幹線を予約するのはいつも私の役目だった。

支払いはいったん私のカードでまとめ、あとから彼の分をもらう約束になっていた。

ある日の仕事帰り、待ち合わせたカフェで、彼が嬉しそうに携帯の写真をこちらへ向けた。

「見て。5万円の服、買ったんだ」

「へえ、いい色だね」

そう返しながら、私は少し複雑な気持ちになった。

旅行のあと、私は毎回彼に精算する金額を送っていた。しかし返ってくるのは、いつも同じような言葉だった。

「了解。あとで払うね」

その「あとで」が来ないまま、精算は3回分たまっていた。

立て替えた彼の分は、合計で10万円近くになっている。

5万円の服を買えるなら、旅行代のことも一度きちんと話したほうがいい。私はそう考えるようになった。

3回分の金額を、1枚の紙にまとめた

週末、私はこれまでの3回分の予約の控えを見返した。

旅行ごとに宿代と交通費を書き出し、その中から彼の分だけを抜き出して、1枚の紙にまとめた。

最後には3回分の合計額も書いた。

腹が立っていなかったわけではない。それでも、責める言葉を書くのはやめた。

まずは、いくら立て替えたままになっているのかを彼にも見てもらおうと思ったからだ。

数日後、彼の部屋で次の旅行の話になった。

「次、どこ行く?」

その言葉を聞いて、私は用意していた紙を差し出した。

「その前に、これ見てもらっていい?」

「え、なに?」

「今までの旅行3回分。まだもらってない分をまとめたの」

彼は紙を上から順番に見ていき、最後の合計額で手を止めた。

「……こんなになってたんだ」

「うん。だから、次の旅行はこれを払ってもらってから予約したい」

次の予約をしたのは、精算が終わってから

彼はしばらく紙を見たあと、小さな声で言った。

「ごめん。ちゃんと確認してなかった」

「私も、そのうち払ってくれると思って何度も待っちゃったから。今回はここで一回、精算しておきたい」

その週のうちに、私の口座には3回分の全額が振り込まれた。送金のメモ欄には、「3回分、遅れてごめん」と書かれていた。

次の旅行を決めたのは、それから二週間後だった。

宿の予約画面を開いた私の横で、彼は自分の分の金額を確認すると、その場で送金してくれた。

「これからは予約したときに払うよ。もう『あとで』にしない」

私も「うん、そのほうがいいね」と返した。

お金のことは、近い関係ほど言い出しにくい。それでも、曖昧なまま次へ進まず、一度数字にして話したことで、ようやく気持ちよく次の旅行を考えられるようになった。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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