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2026.11.08(Sun)

「うちの嫁が正月に来ない理由、分かってる?」毎年の帰省を当然だと思っていた義父。だが、義兄が伝えた本音

「うちの嫁が正月に来ない理由、分かってる?」毎年の帰省を当然だと思っていた義父。だが、義兄が伝えた本音

今年も奥さんを連れずに来た義兄

結婚して2年目の正月、僕は妻の実家へ泊まりがけで年始のあいさつに行きました。

義兄も来ていましたが、奥さんの姿はありません。

妻によると、ここしばらく正月には顔を見せていないそうです。

昼前、台所では義母と妻が料理の準備をしていました。

「何か手伝いましょうか?」

僕が声をかけると、義母は笑って答えました。

「ありがとう。でも、もう少しで終わるから大丈夫よ」

居間に戻ると、義父が座卓に座ってテレビを見ていました。

やがて刺身や天ぷらが運ばれてきます。義父は料理が並ぶと、さっそく箸を取りました。

「ほら、冷めないうちに食べろ」

僕は台所のほうを見ました。義母と妻はまだ片付けや料理の準備をしています。

「お義母さんたちも一緒に食べませんか?」

「ああ、あいつらはあとで食べるから。先に食べてていいぞ」

「でも、せっかくのお正月ですし…」

「料理が冷めるだろ。遠慮するなって」

悪気があるようには見えませんでしたが、僕には少し気になる光景でした。

台所では、妻が立ったままおかずをつまんでいます。

僕も何となく食べ始める気になれず、しばらく箸を持ったまま待っていました。

義兄が明かした、奥さんが来なくなった理由

夜も、義母と妻は料理を運んだり片付けたりと忙しそうでした。

食事が進み、義父が義兄に話しかけました。

「そういえば、お前の嫁は今年も来なかったな。正月くらい顔を出せばいいのに」

義兄は箸を置き、少し間を空けてから答えました。

「親父、うちの嫁が正月に来ない理由、分かってる?」

「え?何かあるのか?」

「前に来たとき、ずっと台所で手伝いをしてただろ。結局、落ち着いてご飯も食べられなかったって言ってたんだよ」

義父は意外そうな顔をしました。

「でも、正月は何かと忙しいからなあ」

「それは分かるよ。でも、せっかく集まったのに、みんなと一緒に食事もできないんじゃ、来るのが負担になるだろ」

義父は黙って義兄の話を聞いていました。

義兄は続けました。

「嫁も、最初から来たくなかったわけじゃないんだよ。ただ、正月くらいはゆっくり過ごしたいって」

「……そうだったのか」

義父はそれだけ言うと、しばらく考え込むように箸を置きました。

僕も昼間の光景を思い出していました。義母や妻が忙しく動いている横で、僕たちは先に食事を始めていたのです。

翌朝、座卓には義母と妻の分のお雑煮も一緒に並んでいました。

義父は特に何も言いませんでしたが、全員が席につくまで箸をつけずに待っていました。

そして次の正月、義兄は奥さんを連れてきました。

その年は、家族みんなで同じ座卓を囲みました。

「こうしてみんなで食べると、やっぱりいいですね」

義兄の奥さんが笑うと、義父も小さくうなずきました。

家族で集まることを当たり前だと思わず、お互いが気持ちよく過ごせるようにする。

そんな小さな気遣いが、正月の食卓には大切なのだと感じた出来事でした。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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