「え、ここに捨てちゃだめなの?」新居のごみ箱に使用済みオムツを捨てようとしたママ友。だが、私が突きつけたのは
新居に来たママ友が、座るなり始めたお金の話
娘が生まれ、新しい家に引っ越したころのことです。
妊娠中に仲良くなったママ友から、「新しいおうち、見に行きたいな」と連絡がありました。
子ども同士は同い年で、1か月健診も無事に終わっていたので、日にちを決めて招くことにしました。
当日、ママ友は赤ちゃんを抱いてやってきました。
手土産はなく、持ち物はバッグだけ。
少し意外に思いましたが、私はそのまま居間へ案内しました。
「へえ、新しいおうちってこんな感じなんだ」
ママ友は、私が用意したベビー布団に赤ちゃんを寝かせると、ソファに腰を下ろしました。私も娘を抱いて向かいに座ります。
すると、さっそく質問が始まりました。
「ねえ、ここって家賃いくらくらい?」
「えっと、そういうのはちょっと…」
「えー、いいじゃん。旦那さん、結構もらってるんでしょ?」
返事を濁しても、ママ友は家具やカーテンを見ながら「これも高かったんじゃない?」と聞いてきます。
仲がいいとはいえ、お金のことばかり聞かれるのは落ち着きません。私はどう答えたものかと困っていました。
ごみ箱のふたを開けたママ友に、私が差し出したもの
帰る前、ママ友が赤ちゃんのオムツを替えることになりました。
バッグの中を探していたママ友が、私に声をかけます。
「あ、替えるシート忘れちゃった。タオル借りてもいい?」
「うん、ちょっと待ってね」
私はバスタオルを渡しました。ママ友はその上でオムツを替え、使い終わったオムツを小さく丸めました。
それから赤ちゃんを抱っこひもに入れ、オムツを手に持ったまま玄関へ向かいます。
私も娘をベビーベッドに寝かせ、見送りに出ました。
玄関の靴箱の横には、チラシを捨てるための小さなごみ箱があります。
ママ友はそれを見つけると、ふたを開けました。
「あ、ちょうどいいや。これ捨てとくね」
「あ、ごめん。そこ、チラシ用なんだ」
私は玄関の収納から小さなビニール袋を取り出し、口を広げて差し出しました。
「こっちの袋に入れてもらえる?」
「え、ここに捨てちゃだめなの?」
「うん、ごめんね」
ママ友は少し戸惑った顔をしましたが、オムツを袋に入れました。
私は袋の口を結び、ママ友に差し出しました。
「持って帰ってね」
ママ友は一瞬言葉に詰まりましたが、袋を受け取りました。
私は、さっきから気になっていたことも伝えることにしました。
「あと、家賃とかお金の話も、あんまり聞かないでくれると助かるな」
ママ友は小さくうなずき、袋を持って帰っていきました。
それ以来、ママ友が私に家のお金のことを聞いてくることはなくなりました。
その晩、帰宅した夫に玄関で今日の出来事を話すと、夫はごみ箱を指さして、少し笑いました。
「次は、来てほしい人だけ呼べばいいよ」
確かにそのとおりだと思いました。仲がいいからといって、何でも遠慮なく聞いたり、勝手に物を捨てたりしていいわけではありません。
これからは自分が困ったとき、無理に笑ってごまかさず、きちんと言葉にしようと思った出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














