「みんなも、俺の接客を真似しろよ!」と手紙を自慢する課長。通りかかった部長の一言で、朝のオフィスが一変
名前のないお褒めの手紙
課長は何でも自分の手柄にして、マウントを取ってきます
私は、接客業務を中心に人材派遣や業務委託を手がける会社で働いています。
社員である私たちも、必要に応じて現場に入り、お客様に直接対応することがあります。
そんな会社に、何かにつけてマウントを取ってくる課長がいます。
そんな課長の口ぐせは、いつも決まっています。
「全部、俺のやり方が正しいんだよ。」
何か問題が起きれば、「ほら、俺の言った通りだろ」と胸を張ります。
うまくいったときは、「結局、最後は俺がカバーしたから丸く収まったけどね。あー大変だった」と、すべて自分の手柄にしてしまいます。
どんな話題でも自分が上に立とうとし、いつも自信満々な態度を崩しません。
周りの私たちは、相手をするだけで疲れてしまいます。
お客様から、名前のないお褒めの手紙が届きました
私たちの会社には、現場で接客したお客様からの良い感想も厳しいご意見も、直接届く仕組みがあります。
ある日、一通のお褒めの手紙が届きました。丁寧に対応してもらい、心が温まったという内容でした。
ただ、対応した人の名前や特徴は、手紙のどこにも書かれていませんでした。
誰へのお褒めの言葉なのかは分かりません。それでも、普段の仕事ぶりを思い返した私たちは、先輩のことではないかと考えていました。
「絶対に、先輩のことだよね。」
みんな小声でうなずき合います。少なくとも、課長のことではないだろうというのが、私たちの受け止めでした。
通りかかった部長の一言
翌朝、課長は手紙を見て、自分のことだと自慢しました
ところが翌朝、出社した課長が掲示された手紙を見つけ、意気揚々と声を張り上げました。
「これ完全に俺のことだわ!」
周りの反応には目もくれず、課長の自慢は止まりません。
「お客様って、ちゃんと見てるんだな。俺の神対応、伝わっちゃったか!」
「みんなも、俺の接客を真似しろよ!」
私は心の中で(絶対にあなたじゃない……)とつぶやきながら、気まずい空気のなか、愛想笑いを浮かべるしかありませんでした。隣では先輩も、困ったように目を伏せていました。
通りかかった部長の一言で、課長は席へ戻っていきました
そこへ、たまたま通りかかった部長が足を止めました。腕を組んだまま、課長の自慢話を黙って聞いています。そして、静かに口を開きました。
「まずお前は、一番最初に外れるから。」
「あんまり大きな声で、恥ずかしいこと言うなよ。」
一瞬、オフィスが静かになりました。
「い、いや、もしかしたらって話ですよ……。」
課長は耳まで赤くなり、しどろもどろになりながら、そそくさと自分の席へ戻っていきました。
いつも上から目線の課長が、部長の一言で言葉に詰まった瞬間でした。私は心の中で「よしっ!」と、全力でガッツポーズをしました。ふと先輩を見ると、小さく笑ってくれました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














