「もったいない、鍋の水を捨てるな」と大鍋の水を減らした私を責める夫。毎日蛇口を出しっぱなしの本人が上げた白旗
台所に響いた夫の声
毎日水を流しっぱなしの夫が、鍋の水を減らした私を責めました
私は四十代の女性で、夫と二人で暮らしています。
夫は食器を洗うとき、蛇口を全開にしたまま、水を出しっぱなしにします。
洗い物の合間にも、水はそのまま排水口へ流れていきます。
水を止めてほしいと何度頼んでも、夫は聞き流すだけで、直る気配はありませんでした。
ある休日の夕方、夫が「今日はパスタを作る」と言い出しました。
夫は大鍋を流しに置き、縁の近くまで水をためると、そのまま台所を出ていきました。
しばらく待っても夫は戻りません。
湯が沸くのに時間がかかるので、私が代わりに鍋を火にかけようとしました。
しかし、水の入った鍋は重くて、コンロへ持ち上げられません。
仕方なく、おたまで水を何杯かすくって流しに捨てました。
そこへ夫が戻ってきて、鍋の水が減っているのを見るなり、顔をしかめました。
「もったいない、鍋の水を捨てるな。」
あれだけ水を流しておいて、よく言えるものです。
私は思わず聞き返しました。
「毎日、蛇口を全開にするのは誰?」
私は重くて運べなかったと話しましたが、信じてもらえません
夫は返事に詰まったものの、鍋の水を減らしたことには納得していない様子でした。
そこで私は、鍋が重くて持ち上げられなかった事情を説明しました。
「鍋くらい、俺なら持てるよ。」
夫は少しも信じてくれません。私が大げさに言っていると決めつけたような顔で、腕を組みました。
「重くて持てなくて、減らしたの。」
夫は鼻で笑うだけで、納得する様子はありませんでした。
私が夫に差し出した頼みごと
私は夫に、鍋をコンロまで運んでみるよう頼みました
それなら、本人に確かめてもらうのがいちばん早いと思いました。私は流しの前から一歩下がり、鍋をコンロまで運ぶよう、夫のほうへ手で示しました。
「そこまで言うなら、あなたが運んで。」
夫は「いいよ、見てろ」と余裕のある顔で言い、鍋の両側の取っ手に手をかけました。そして、勢いよく持ち上げようとしました。
夫は鍋の重さに驚き、その後は水を止めて洗うようになりました
ところが、鍋は思ったほど浮きません。夫は足元をよろけさせながら、なんとか両手でコンロの前まで運びました。
そのころには、夫の顔はすっかり赤くなっていました。
「うわ、重っ……。」
夫は鍋を置いてから、しばらく肩で息をしていました。私は何も責めず、ひとことだけ伝えました。
「洗い物のときも、水を止めてね。」
夫は気まずそうに目をそらし、小さな声で「分かった」と答えました。
私の言い分が大げさではなかったと、やっと伝わったようです。
それからの夫は、食器を洗うとき、水を流しっぱなしにせず、必要なときだけ蛇口を開くようになりました。鍋の水について、もったいないと言うこともありません。たまに蛇口を全開にしかけて、手を止めることもあります。そんな夫を横目に、私は静かに満足しています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














