「その抱き方やめて。母親でしょ」と毎週押しかけて妻を責める母。ついに玄関で俺が突きつけた正論
毎週のように玄関で続いた母の小言
母は連絡なしに玄関へ来て、妻の抱き方を責めました
俺は妻と生後三か月の子どもと、三人で暮らしています。
ある土曜の昼、実家の母が何の連絡もなく訪ねてきました。
チャイムが鳴り、妻が子を抱いたまま玄関を開けました。
母は紙袋を提げたまま、靴も脱がないうちに妻の腕の中をのぞき込みました。俺は妻の隣で、その様子を見ていました。
「その抱き方やめて。母親でしょ?」
妻は子を抱く腕に力を込め、息を詰めました。
母は抱き方の細かいところまで、あれこれ口を出しました。
母は毎週来て小言を続け、俺は妻をかばえずにいました
それから母は、毎週のように連絡なしで訪ねてきては、玄関先で妻の抱き方に口を出すようになりました。
父も一緒に来ていましたが、いつも母の後ろで黙って立っているだけでした。
「そんなに抱くと、甘えん坊になるわ。」
妻は小さく会釈し、黙って聞いています。
俺は母を止めるどころか、いつも同じ言葉を返すだけでした。
「母さんも、心配なんだよ。」
そのたびに妻の顔が曇るのを分かっていながら、俺は見ないふりをしていました。
妻の気持ちに気づいた俺
俺は妻の気持ちに気づき、玄関で母に口出しをやめてと告げました
ある週、母が訪ねてきた二日後の夜。子が寝たあとの台所で、妻は洗った哺乳瓶を伏せながら、ぽつりと言いました。
『私、母親失格なのかな。お義母さんの声が、抱くたびによみがえるの』。
泣くのをこらえて唇を結ぶ妻を見て、俺はようやく、妻がどれだけ耐えてきたかに気づきました。
俺は『見て見ぬふりをして、悪かった』と謝りました。
次の日曜も母は来ました。俺は妻を奥に下がらせて、自分が玄関に立ちました。
母は紙袋を手にしており、その後ろには野菜の箱を抱えた父もいました。
以前、父から、母も昔、同じことを言われて嫌がっていたと聞いたことがありました。
「抱き方への口出しはもうやめてくれ。」
子の面倒は、妻と俺で見ていく。母さんは、少し離れて見ていてくれ。
そう続けると、母の表情がこわばりました。『あなたたちのためを思って言ってるの』と母は返します。
「妻は怖がってる。まだ続けるの?」
母は目を伏せ、その後は抱き方に口を出さなくなりました
母は口を開きかけましたが、言葉は出てきません。
紙袋の持ち手をぎゅっと握りしめていました。
そのとき、母の後ろにいた父が、抱えていた箱を足元へ置き、短く言いました。
「昔おまえも同じこと言われて嫌がった。」
母はちらりと父を見て、すぐに視線を床へ落としました。そのままうなだれ、黙り込みました。
それ以来、母は突然訪ねてくることがなくなりました。
妻が子を抱いていても、母は腕を組んで見守るだけです。何か言いたそうに口を開けても、そっと閉じます。
先日、帰り際に母が妻へ向き直り、深く頭を下げました。
『この前は、ひどいことを言ってごめんなさい』。妻は少し間をおいて、『これからは、一緒に見守ってもらえたら嬉しいです』と答えました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














