「お茶のおかわり、早く出してちょうだい!」私をこき使ってくる姑。だが、我慢できずに法事を仮病で休んだ結果
親戚の集まり
夫の実家は親戚が多く、よく法事が行われます。
しかも、場所は決まって夫の実家。
親戚が大勢集まれば、当然のように嫁である私がこき使われることに。
「お茶のおかわり、早く出してちょうだい!」
「あそこのお膳、もう下げてもいいわよ」
毎回、姑から飛んでくる指示の嵐。
座ってゆっくり休む暇なんて、もちろんありません。
お茶出しから後片付けなどの細々とした雑用まで、すべて私が一人でこなすのが暗黙の了解なのです。
ある日、またしても法事の知らせ。
「今度の週末、また法事だって……」
ため息をつく私に、夫は「まあ、よろしく頼むよ」と完全に他人事。
その瞬間、私の中で何かがプツンと音を立てて切れました。
(もう限界。今回は絶対に行きたくない!)
ついに私は、初めて法事をサボる決心をしたのです。
法事当日
迎えた法事の当日。
私は苦しそうな声を絞り出して、姑に電話をかけました。
「お義母さん、本当に申し訳ありません……。昨夜から高熱が出てしまって……」
「ええっ?なによ、今日に限って!」
「フラフラで起き上がれなくて……ゴホッ。夫には先に向かってもらいますので」
「……わかったわよ。うつされたら困るし、今日は寝てなさい」
仮病作戦、みごとに大成功!
実はこの日、大好きなアーティストのコンサート。
法事でお茶出しをする代わりに、私はちゃっかりコンサート会場へ向かいます。
「ああ、なんていい歌声……!」
うっとりと甘い歌声に酔いしれ、日頃のストレスが綺麗に洗い流されていく至福のひととき。
極上の時間のおかげで、気分はものすごくスカッと爽快です。
そして夜。法事から夫が帰宅。
「お帰りなさい。どうだった?」
さりげなく聞くと、夫はぐったりとした顔でボヤき始めます。
「いやあ、大変だったよ。母さんが一人でバタバタ慌てふためいてさ。いつも自分ではお茶出しなんてしないから勝手がわからなかったみたいで、結局、俺まで手伝わされたんだ」
いつもは私に任せきりで何もしない姑が、あわてて右往左往する姿。
それを想像するだけで、思わず笑いがこみ上げてきます。
(やったーー!!)
心の中で大きな万歳。
たまには自分のために、思い切ってズル休みをするのも悪くないもの。
心の底からスッキリできた、痛快な一日でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、60代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














