出典:橋下徹インスタグラム(toru_hashimoto)
「竹島の日」式典への閣僚派遣を見送った高市政権の現実と、橋下徹氏が投げかける「口だけ番長」への痛烈な皮肉
島根県が条例で定めた「竹島の日」を迎え、松江市では恒例の記念式典が開催されました。領土問題という国家の根幹に関わる事案に対し、地元からは閣僚の出席を求める強い声が上がっていましたが、高市早苗政権が下した決断は、例年通り政務官の派遣に留めるというものでした。自民党総裁選時には勇ましい言葉で閣僚派遣の必要性を訴えていた高市氏だけに、この現状維持の対応は各方面に波紋を広げています。
この政府の対応に即座に反応したのが、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏です。橋下氏は自身のSNSにおいて、首相の靖国参拝や竹島の日への閣僚出席について、できないことはできないと正直に認めることこそが誠実な政治の姿であると持論を展開しました。かつて威勢のいい主張を繰り返していた高市氏に対し、結局は従来の外交路線を踏襲したことを「やるやる詐欺」という刺激的な言葉で切り捨てています。
興味深いのは、橋下氏の批判の矛先が高市氏本人だけでなく、彼女を熱烈に支持してきた層にも向けられている点です。普段は愛国心を強調し、韓国に対して強硬な姿勢を求める支持者たちが、今回の肩透かしとも言える対応に対して口を閉ざしている現状を「ダンマリ」と表現しました。SNS上でも、この橋下氏の指摘に同調する声や、政府の豹変に困惑する声が次々と上がっています。
『選挙の時だけ威勢がいいのはいつものことだけど、総理になった途端にこれでは支持者も立つ瀬がない。』
『橋下さんの言う通り、できないなら最初から期待させるようなことを言うべきではない。』
『結局、日韓関係の改善という現実を前にしたら、理想論だけでは動けないということか。』
『威勢の良い言葉に酔いしれていた人たちは、この結果をどう総括するつもりなのか。』
橋下氏はさらに踏み込み、批判を恐れて不可能なことを可能だと言い続ける政治の危うさを、先の大戦時の状況になぞらえて警告しています。武力衝突のリスクを孕む極限の判断において、言葉だけの強勢が国民に多大な犠牲を強いることになるとの指摘は、単なる政権批判を超えた重みを感じさせます。
結局のところ、国際政治の荒波の中では、国内向けのパフォーマンスと実際の外交能力は別物であるという冷徹な事実を、今回の「竹島の日」は改めて浮き彫りにしました。
高市政権が掲げた理想と、閣僚派遣見送りという現実のギャップを、有権者はどのように消化していくのでしょうか。














