tend Editorial Team

2026.05.31(Sun)

「あいつの業務ログ、空っぽだぞ」仕事を丸投げしていた同僚。だが、取引先からのクレームを皮切りにサボりがバレた

「あいつの業務ログ、空っぽだぞ」仕事を丸投げしていた同僚。だが、取引先からのクレームを皮切りにサボりがバレた

記録の上では何もしていなかった同僚

取引先からのクレーム電話が朝礼前に飛び込んできて、課はあっという間に騒然となりました。

担当はあの女性社員です。普段から仕事をこちらに丸投げしてくる人で、また何かやらかしたんだろうな、というのが正直な第一印象でした。

直属の課長はすぐ自席に戻ると、社内のタスク管理ツールを開いて履歴をさかのぼり始めました。

一時間ほど無言で画面を見つめていた課長が、ふっと顔を上げて呟いた言葉が今でも忘れられません。

「あいつの業務ログ、空っぽだぞ」

代わりに、私や席が隣の同僚と先方とのやり取りばかりが、何ページにもわたって残っていたそうです。

担当者として名前が載っているだけで、実務はすべて他人が動いていた、と一目で分かる状態だったといいます。

真っ青になった同僚と異動の決定

会議室に呼ばれた彼女は、いつもの軽い調子で入っていきました。

けれど画面に映し出されたタスク管理ツールの履歴を見せられた瞬間、表情がすっと止まったのが分かりました。

(これ、全部記録に残っていたんだ)

そう気づいた顔でした。

普段なら頭を下げてその場をしのぐところを、今回はその一言すら出てきません。

唇だけが小さく動いていました。

「ミスがあれば、すいませんで済むこともあるよ。でもこれは業務怠慢だ」

課長は淡々と続けました。私たちは別室にいたのに、後で課長付きの主任から流れてきたその言葉だけで、空気の重さが伝わってきます。

数日後、彼女の別部署への異動が決まったと回覧で回ってきました。

引き継ぎはすべて課長が直接巻き取り、現場には誰一人余計な負担を残さない判断でした。

やっと業務に集中できる現場が戻った

翌週から、課の動きはまるで違いました。彼女の名前で止まっていた案件がきれいに整理され、本来の担当が見える化されたのです。

誰が動いて、誰が確認しているのか、画面を開けばすぐに分かるようになりました。

記録は嘘をつかない、と中堅の主任が小声で言いました。

長年なんとなく我慢していた重さが、ようやく職場全体から抜けていく感覚がありました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.07.21(Tue)

「3年も続かないなんて、情けない」味方のふりをして陰口を言った叔母。だが、直接気持ちをぶつけた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.07.21(Tue)

「赤ちゃんを見せて!」教えてもいない病室に押しかけた義母と義兄→非常識な行動に夫が怒り心頭
tend Editorial Team

NEW 2026.07.21(Tue)

「オムツ替えは、嫁が全部しなさい」祖母から届いた手紙。孫の顔見せで本音を言わなかった祖母に絶句
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.06.07(Sun)

「ずれてくれればいいのに」会計後にレシートを凝視して動かない前の客→日常で感じた葛藤
tend Editorial Team

2026.04.07(Tue)

「金の切れ目が縁の切れ目」か…援助を断った途端に消えた孫の足音、73歳女性が直面した冷酷な現実
tend Editorial Team

2025.10.30(Thu)

「払ってませんよね?」と無銭飲食を疑う店員。監視カメラが映した真実で顔面蒼白に、実は…【短編小説】
tend Editorial Team