「その点数なら、塾に入れたほうがいいんじゃない?」個別メッセージで見下し続けたママ友。だが、別のママの一言で黙りこんだ
30点の話をした、その日の夜
息子が算数のテストで30点を取った日のことです。
下校後、同じクラスの保護者数人と顔を合わせたとき、私は「今回は難しかったみたいで、30点だったんです」と笑いながら話しました。
もちろん、息子を責めるつもりはありません。
間違えたところを一緒に見直せばいいと思っていました。
ところが、その日の夜、スマートフォンに同じクラスのママ友からメッセージが届きました。
「その点数なら、塾に入れたほうがいいんじゃない?」
私は少し戸惑いながら、
「今のところは、家で復習しながら様子を見ようと思っています」
と返しました。
すると、すぐに返信が来ました。
「でも、勉強って早めに手を打ったほうがいいよ。うちはずっと塾に通わせてるから」
心配してくれているのかもしれない。最初はそう思おうとしました。
しかし、それ以降も似たようなメッセージが何度か届くようになったのです。
「次のテスト、大丈夫だった?」
「家で見るだけだと限界あるよね」
みんながいるところでは何も言わないのに、決まってあとから個別に送られてきます。
返事をするたびに、なぜわが家の勉強の仕方をここまで気にされなければならないのだろうと、だんだん疲れるようになりました。
みんなの前で口にした一言
そんなある日、学校行事のあとに数人の保護者で立ち話をしていたときのことです。
話題が子どもの勉強になり、ひとりのママが「最近、算数が難しくなってきたみたい」と話しました。
すると、例のママ友が私を見て言ったのです。
「そういえば、○○くん、この前30点だったんだよね?」
私は思わず言葉に詰まりました。
息子の点数を、その場にいる人たちへ話した覚えはありません。
さらにママ友は、
「だから塾に入れたほうがいいって言ったんだけどね」
と続けました。
そのとき、隣にいた別のママが静かに口を開きました。
「でも、それって本人のお母さんが決めることじゃない?」
ママ友は一瞬黙りました。
「いや、心配だっただけで…」
「心配でも、子どもの点数をみんなの前で言う必要はないと思うよ」
責めるような言い方ではありませんでした。ただ、淡々とした一言でした。
すると、もうひとりのママも、
「うちも前に、塾のことを何度か言われたことある」
と続けました。
例のママ友は周囲を見回したあと、
「そんなつもりじゃなかったんだけど」
と小さく言い、それ以上は何も話しませんでした。
その日を境に、勉強や塾についての個別メッセージが届くことはなくなりました。
もちろん、塾に通わせるのも、家庭で勉強を見るのも、それぞれの家の考え方です。
ただ、子どもの点数まで材料にして、何度も他人の家庭に口を出す必要はないはずです。
今でも学校で顔を合わせれば挨拶はしますが、それ以上の話をすることはなくなりました。私にとっては、そのくらいの距離がちょうどいいのだと思っています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














