「知るか、勝手にしろよ」3人の子を妻に任せて外出した夫。翌週、ひとりで家事と育児を担って気づいたこと
週末になると増える不満
平日は夫婦ともに仕事があり、帰宅してからは夕食や入浴、子どもたちの寝かしつけに追われていました。
わが家には、まだ手のかかる3人の子どもがいます。
休日くらいは家事と育児を分担したいと思っていましたが、夫はソファでスマートフォンを見ていることが多く、私ばかりが動いているように感じていました。
その週末も、私は朝から洗濯機を回し、子どもたちの朝食を片付け、散らかったおもちゃを集めていました。
一方、夫はテレビを眺めたままです。
ベランダには、干し終えた洗濯物が残っていました。
「洗濯物だけでも取り込んでもらえる?」
私が声をかけると、夫は画面から目を離さずに答えました。
「あとでやるよ」
しかし、昼を過ぎても洗濯物はそのままです。
「さっき頼んだよね。少しくらい手伝ってほしいんだけど」
すると夫は、面倒そうに立ち上がりました。
「休みの日まで細かく言われたくないんだよ」
「私だって休みだよ。それでもずっと動いてるでしょう」
言い返すと、夫は玄関に向かいながら吐き捨てるように言いました。
「もう知るか。勝手にしろよ」
何も告げずに出ていった夫
夫は上着をつかむと、行き先も帰る時間も告げずに家を出ていきました。
玄関の扉が閉まる音に驚き、上の子が不安そうに尋ねます。
「パパ、どこに行ったの?」
「少し出かけただけだよ」
そう答えたものの、私にも夫がいつ戻るのかは分かりません。
その後は、下の子を昼寝させながら上の子たちの昼食を用意し、洗濯物を取り込みました。
夕方になると、夫は何事もなかったように帰宅しました。
「ただいま。夕飯、何?」
謝罪も説明もない態度に、私は言葉を失いました。
子どもたちの前で言い争いたくなかったため、その日は何も言いませんでした。
ただ、このままでは同じことが繰り返されると思いました。
翌週、夫に任せた数時間
翌週の土曜日、私は朝のうちに夫へ伝えました。
「今日の午後、少しひとりで出かけたいんだけど、子どもたちをお願いしてもいい?」
夫は少し戸惑った様子を見せましたが、断る理由もなかったのでしょう。
「分かった。行ってくれば」
昼食の場所や末っ子の昼寝の時間を伝え、私は近所のカフェへ向かいました。
久しぶりに、誰にも呼ばれず温かい飲み物を飲むことができました。
数時間後に帰宅すると、家の中は普段より少し散らかっていました。
上の子たちはおもちゃの取り合いをし、末っ子は眠そうにぐずっています。
夫は末っ子を抱きながら、昼食に使った食器を片付けようとしていました。
「おかえり。3人同時だと、全然思ったように進まないな」
疲れた顔でこぼす夫に、私は静かに答えました。
「先週、あなたが何も言わずに出ていったとき、私はひとりでそれをやっていたんだよ」
夫の手が止まりました。
「出かけることが悪いと言っているんじゃないの。行き先も帰る時間も伝えず、全部を私に任せて当然という態度がつらかった」
夫はしばらく黙り込み、散らかった部屋と子どもたちを見回しました。
そして、小さな声で言いました。
「……悪かった。任せる側は、こんなに大変だと思ってなかった」
同じことを繰り返さないために
その日の夜、私たちは家事と育児の分担について話し合いました。
どちらかがひとりで出かけたいときは、事前に相談して帰宅時間を伝えること。
感情的になって家を出る前に、少し別の部屋で頭を冷やすこと。
すぐにすべてが変わったわけではありません。
それでも夫は、以前より洗濯物を取り込んだり、子どもたちの食事を用意したりするようになりました。
夫婦のどちらにも休む時間は必要です。
しかし、その時間は相手に黙って負担を押しつけることで作るものではないのだと、夫もようやく気づいたようでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














