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2026.08.11(Tue)

「今日もパパなんだ」毎日の送迎をからかうママ友。だが、3年間通い続けた父親が静かに返した一言

「今日もパパなんだ」毎日の送迎をからかうママ友。だが、3年間通い続けた父親が静かに返した一言

「今日もパパなんだ」

保育園のお迎えは、ほとんど私の担当です。

妻より私のほうが勤務時間を調整しやすく、家族で話し合ってそう決めています。

朝の送りも夕方の迎えも、気づけば3年近く続いていました。

息子のクラスには、迎えの時間がよく重なる母親がいます。

最初は挨拶を交わす程度でしたが、顔を合わせる回数が増えるにつれて、少しずつ気になることを言われるようになりました。

「今日もパパなんだ」

ある日の玄関で、息子の靴を出していると、後ろから声をかけられました。

「はい。今日は私です」

そう答えると、その人は笑いながら続けます。

「というか、いつもパパだよね。奥さん忙しいの?」

「妻とは分担しているので」

「へえ。毎日男の人が迎えに来るって、珍しいよね」

悪意があるのか、ただ思ったことを口にしているだけなのかは分かりません。

それでも、何度も同じことを言われると、少しずつ引っかかるようになりました。

別の日には、

「お着替えの準備とかもパパがやるの?」

「はい、私がやる日もありますよ」

「すごいね。うちじゃ考えられない」

そんなふうに言われました。

私はそのたびに曖昧に笑っていました。

家庭ごとにやり方は違いますし、わざわざ言い返すほどのことでもないと思っていたからです。

ただ、息子の前で繰り返されることだけは、少し気になっていました。

3年間、ずっとこのやり方です

行事を数日後に控えた夕方のことです。

玄関は迎えに来た保護者で混み合っていました。私は息子に上着を着せ、園バッグを肩に掛けさせていました。

そこへ、またあの母親がやって来ました。

「あ、今日もパパだ」

いつもの調子でした。

「ほんと、奥さん全然見ないよね」

息子が私を見上げました。

その顔を見たとき、今回は笑って流すのをやめようと思いました。

私は荷物を持ち直して、相手のほうを向きました。

「保育園に通い始めて3年ですけど、送迎はずっと私が中心なんです」

「え?」

「妻と相談して決めています。うちはこのやり方が一番合っているので」

相手は少しだけ目を丸くしました。

私は続けました。

「そんなに珍しいですか?」

責めるつもりはありませんでした。ただ、ずっと気になっていたことを、そのまま聞いただけです。

「いや、別に……。なんとなく言っただけ」

相手の声が少し小さくなりました。

近くにいた別の保護者がこちらをちらりと見ましたが、会話に入ってくることはありませんでした。

それで十分でした。

私は「そうですか」とだけ答え、息子の手を取りました。

門へ向かう途中、息子が言いました。

「パパ、今日スーパー寄る?」

「寄ろうか。明日の牛乳がないからね」

それから息子は、園で作った工作の話を始めました。

翌日も私がお迎えに行きました。

その母親とも玄関で会いましたが、「こんばんは」と挨拶を交わしただけでした。

それ以降、送迎のことや妻のことを聞かれることはなくなりました。

私は今も変わらず、都合のつく日は息子を送り迎えしています。

家族の形は、それぞれ違います。

誰が送るかよりも、家の中で無理なく続けられることのほうが、私にはずっと大切です。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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