義姉「学費は私の実家が出すから」→義父「14年、甘やかしすぎた」高級車を新車で買い替える夫婦に一喝
娘の学費は、いつも誰かの実家頼み
夫の兄夫婦は、傍から見ればずっと裕福そうだった。
広い一軒家に、玄関先には高級車。
けれど、その暮らしぶりには、どこかちぐはぐなところがあった。
親戚が集まった席で、進学を控えた姪の学費の話になった。
誰が出すのか、どう貯めているのか。そんな話の流れで、義姉は悪びれもせずこう言った。
「学費は私の実家が出すから」
その場が、一瞬しんとした。
高級車は新車で乗り継ぐのに、娘の学費は一円も貯めていない。
足りない分は、当たり前のように自分の実家に頼っているというのだ。
「それは、ご実家に甘えすぎじゃないの」
思わず私が口を挟むと、義姉は「だって、うちは車も要るし」と、けろりとした顔で答えた。
その隣で、義父が黙ってお茶をすすっていた。表情は変わらないが、湯呑みを置く手が、いつもより少し重たげに見えた。
14年分のツケに、義父が線を引いた
思い返せば、義兄夫婦のやりくりは14年前から怪しかった。
人事異動で収入が減り、住宅ローンと車のローンが払えなくなって、車のローンは義父母が肩代わりしていた。
それなのに翌年には高級ワゴンを新車で購入し、二年前にもまた乗り換えた。
減った収入に暮らしを合わせるという発想が、二人にはないようだった。
困ったら誰かが助けてくれる。その甘えが、透けて見えた。
娘の学費のことも、二人にとっては他人事のようだった。
自分たちの車は毎年ぴかぴかなのに、進学を控えた娘の将来には、財布のひもがまるで動かない。
順番が、どこかおかしかった。
その日、一部始終を聞いていた義父が、静かに口を開いた。
「14年、甘やかしすぎた」
後悔と決意のにじむ声だった。
「これからは、肩代わりも援助もしない。稼ぎに合った暮らしをして、娘の学費は親であるお前たちが用意しなさい」
義兄は反論しかけて口をつぐみ、義姉は顔をこわばらせた。実家頼みが通らないと悟った二人は、そろって視線を落とした。
義姉が何か言い返そうと口を開きかけたが、義父の静かな眼差しにあって、そのまま黙り込んだ。
「……はい」義兄がやっと絞り出した声は、これまで聞いたことがないほど小さかった。その場に集まった親戚も、誰一人として二人をかばおうとはしなかった。
それからしばらくして、義兄夫婦は高級車を手放したと聞いた。身の丈に合った車に乗り換え、娘の学費のための貯金も、ようやく自分たちで始めたそうだ。義実家の玄関に、お金の相談で頭を下げに来ることは、もうなくなった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














