tend Editorial Team

2026.07.08(Wed)

「子どももいるのに、みっともない」保護者会で10歳差の私たちを陰で笑った→独身同士で結ばれ堂々覆した偏見とは

「子どももいるのに、みっともない」保護者会で10歳差の私たちを陰で笑った→独身同士で結ばれ堂々覆した偏見とは

「その年で恋愛とか」と笑われて

再婚を決めた私には、十歳年下の交際相手がいる。出会いは、子ども同士が通う小さな学校の保護者会だった。役員を一緒に務めるうちに、自然と距離が縮まった。

「役員、一緒だと心強いです」

「こちらこそ。話しやすくて、助かってます」

とはいえ、その頃は互いに家庭を持つ身。

気持ちには固く蓋をして、ただの気の合う仲間として一線を引いていた。二人きりで食事をすることも、私用の連絡を取り合うこともしなかった。

惹かれていると認めるほど、その線を守らなければと思っていた。

先に独りになったのは私だった。

もう何年も冷え切っていた夫婦関係に、彼女とは無関係のところで、静かに幕を下ろした。

それからさらに一年が過ぎた頃、彼女もまた、自分自身の事情で家庭を整理し、独身に戻ったと聞いた。二人とも誰にも縛られない身になって、そこで初めて、私は気持ちを打ち明けた。付き合いは、正式に、堂々と始めた。

ところが、それを知った一部の保護者が陰で騒ぎ出した。

授業参観の廊下で、聞こえよがしにこう言われた。

「その年で恋愛とか」

「子どももいるのに、みっともない」

偏見を覆した日

私は立ち止まり、その保護者たちの前に進み出た。

「みっともないですか?二人とも一人になって、順番を守って始めた関係です」

相手は一瞬言葉に詰まり、視線を泳がせた。

「そ、そういうつもりじゃ……」

それきり、声が尻すぼみになっていく。バツが悪そうに一歩下がり、隣の人の背に半分隠れた。周りで聞いていた親たちが、責めるような視線をその人に向け、そして私たちのほうへ静かにうなずいた。

「年の差なんて、本人同士が良ければいいのよ」

そう言って味方についてくれた親までいた。陰口を叩いていた保護者は、決まり悪そうにその場を離れていった。

彼女が私の腕に、そっと手を添えた。

「隠さずにいられるって、こんなに楽なんですね」

私は頷いた。誰かに引け目を感じる恋ではない。人目を忍ぶ必要のない、まっとうな関係だ。堂々と手をつないで歩けることが、何よりの答えだった。

あれから、陰で笑う声はぱたりと聞こえなくなった。参観日に廊下ですれ違っても、あの人たちは決まって気まずそうに会釈をして、そそくさと目を逸らしていく。

声高に釣り合わないと笑っていた側が、今は視線を伏せる。立場は、いつのまにか静かに入れ替わっていた。年齢の差など、二人で並んでしまえば、誰にも文句の言いようがないのだ。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.07.18(Sat)

「次は何すればいいの?」寝込む妻の代わりに家事をした夫。だが、夫の呆れた状況に絶句
tend Editorial Team

NEW 2026.07.18(Sat)

「300万貯めたんでしょ?」と言う義母→妻「なんで知ってるの」思わぬ事実が発覚し絶句
tend Editorial Team

NEW 2026.07.18(Sat)

「猫は外に出さないと可哀想」と主張する夫。だが、妻の一言で態度が一変
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.12.25(Thu)

小沢一郎氏、官邸幹部の『核武装論』への沈黙に「高市内閣は危うい」と批判→「政権運営には異論が必要」「非核三原則を堅持して...
tend Editorial Team

2025.11.17(Mon)

「加入する。間違いない」「それだったら流石に入るな」と期待の声続出!鈴木おさむが『DOWNTOWN+』でやったら登録者2...
tend Editorial Team

2026.01.06(Tue)

中田敦彦、高市政権の経済対策に持論を展開→「自民党への皮肉がいい」「対案を出してみろ」と賛否両論
tend Editorial Team