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2026.05.31(Sun)

「試作の資料で発表とか、仕事以前の問題だよ」他人が作った資料を横取りするお局。だが、社長の一喝で状況が一変

「試作の資料で発表とか、仕事以前の問題だよ」他人が作った資料を横取りするお局。だが、社長の一喝で状況が一変

社長プレゼンを堂々と乗っ取ったお局

会議室の前列で、勤続15年のお局のベテラン女性社員が立ち上がりました。

手元には、見覚えのある資料。

私が前日、共有フォルダに置いておいたものです。

表紙の作成者名だけが、彼女の名前に書き換えられていました。

お局は気に入らない後輩を雑用係に追いやり、成果だけは「私の指導の結果です」と部長に流す人。

今日も社長の前で、その流儀を披露しに来たわけです。

私はそのコピーされる流れを読み切って、わざと完璧に「見える」資料を共有フォルダに置いておきました。

手元のフォルダの中には、本物の最終版がきちんと閉じてあります。

何も言わず、フォルダを軽く撫でて、彼女の発表を見届けました。

数値ひとつで崩れた手柄の発表

プレゼンが始まって数分。社長が一行目の数字を指差しました。

「この前提、現状とずれてるんじゃないの?」

お局の声が止まりました。

あの数値は、私が罠としてだけ仕込んだダミーの値。

中身を読まずにコピーした人には、答えられない問いなんです。

「えっ、あ、それは……」

言葉が出ないまま、お局の顔から血の気が引いていきました。

会議室の空気が一気に冷えていくのを感じます。

私は静かに席を立ち、本物の最終版を社長の前に置きました。

「彼女がお使いなのは試作段階のです。修正済みはこちらになります」

そう前置きして、淡々と解説を進めるあいだ、彼女はずっと、立ったまま動けませんでした。

隣に座っていた部長も、口を真一文字に結んだまま、私の手元に視線を落としています。

重要案件から静かに外されたお局

解説が終わると、社長はお局のほうへ向き直りました。

「試作の資料で発表とか、仕事以前の問題だよ」

全員の視線が集まる中、お局はうつむいたまま、何も返せませんでした。

普段なら早口で言い訳を重ねる人なのに、その日は声も出ない様子です。あの日のしどろもどろは、長く社内で語り継がれることになります。

その後、お局は重要プロジェクトの担当から外されました。会議で名前が呼ばれることも、ぱたりと途絶えたんです。

後輩への雑用押し付けも、しばらくしてぱったり途絶えました。

怒鳴り合うわけでもなく、糾弾の場を作るわけでもなく、ただ自分の手元に本物を握っておく。それだけで、長年の理不尽がほどけていきました。

盗む手は、いつか自分で握りつぶしてしまう。あの一言で、私は長年のモヤモヤから静かに解放されました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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