tend Editorial Team

2026.05.30(Sat)

「家から動かないからな」職場で出会った彼の信じられない行動。我慢出来なかった私が下した決断

「家から動かないからな」職場で出会った彼の信じられない行動。我慢出来なかった私が下した決断

画面に積み重なる長文の連絡

職場で出会った男性と付き合い始めた当初は、こんなに穏やかな人がいるのかと感じていた。

仕事ぶりも誠実で、周りからの評判も悪くなかった。

会議でも声を荒らげない、後輩への指示もていねい。

私自身、彼の落ち着いた雰囲気に救われていた時期があった。

関係が進むうちに、彼は私の予定を細かく確認するようになった。

最初は気遣いのつもりだったのかもしれない。けれど休みの動き、平日の帰宅時間、ちょっとした外出にまで返事を求められるうち、私の中で「報告が義務」のような感覚が育っていった。

退職を考えていることを伝えたとき、彼の関わり方はさらに前のめりになった。

次の職場、住む場所、生活費まで、私の暮らしを抱え込むような言い方を始めた。

心配しているのか、放したくないのか、その線がだんだん見分けにくくなっていった。

無理がきていることを正直に話して、私は別れを伝えた。

すると、それまで穏やかだった連絡画面が一変した。

転職と同時にかけ直した暮らしの輪郭

「家から動かないからな」

毎晩のように、長い文章のメッセージが届いた。

読みきれない量の言葉が、私の予定や記憶や、二人で交わした会話の細部まで掘り返されていく。

最後の一文には、いつも同じ文章が貼りついていた。

玄関の前で姿を見る夜もあった。

私が応対するのを諦めて部屋の奥に座り込む日が、何度かあった。

インターホンの音だけで肩がこわばるようになり、自分の家なのに息を潜めて暮らす夜が増えた。

転職活動の最中で、新しい仕事は内定が決まりつつあった。

私は退職日と入社日のあいだに、生活そのものを組み替えることに決めた。

連絡先のアドレスを変え、メッセージアプリの履歴を整理し、共通の知人にも最低限の事情だけ伝えた。

新しい職場の場所も意識して選び、生活動線そのものを彼から遠ざけた。

途中で何度か手が止まったけれど、そのたびに「自分の暮らしを取り戻すための引っ越しなんだ」と言い聞かせて手を動かした。

新しい会社に通い始めて数週間が経った頃、玄関を開けても誰も立っていない朝が当たり前になっていた。

長文の通知音もなく、画面を確認することに身構えなくなった自分に気づいた。仕事終わりに寄り道できる気軽さも、休日に予定を入れない自由も、しばらく忘れていた感覚だった。

動かないからな、という脅し文句に応じていたら、終わらせるきっかけは永遠に来なかったかもしれない。完全に断つ、と決めたあの日が、自分の暮らしを取り戻す出発点だった。今振り返っても、迷いなく選んでよかったと言える一つの決断だった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.05.30(Sat)

「普通は、年収これくらい必要ですよね」マッチングアプリで出会った男。だが、会計時の一言に付き合うのをやめた
tend Editorial Team

NEW 2026.05.30(Sat)

自民党圧勝の国会で日本共産党の山添拓氏が示す追及の姿勢と今後の野党のあり方、そして党の存在意義を問う声
tend Editorial Team

NEW 2026.05.30(Sat)

改正入管法が成立し永住許可手数料は最大30倍へ引き上げへ!これまでの金額が安すぎたのか、それとも政治的な演出か
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.05.27(Wed)

「この子、歩くの遅いわねぇ」1歳前の長男を別の孫と比較した義母。10年義実家から足を消した嫁の本音
tend Editorial Team

2026.05.08(Fri)

「態度変わりすぎじゃない?」付き合ってから態度が豹変した職場の彼→上司に証拠を渡した翌日に低姿勢になった
tend Editorial Team

2025.09.02(Tue)

城咲仁と狩野英孝に「そっくりです」とまさかの指摘!城咲が絶賛した『笑いのカリスマ』との2ショットが話題
tend Editorial Team