tend Editorial Team

2026.07.16(Thu)

「無視するな、10秒で電話に出ろ」毎日1時間おきの連絡を強いた束縛男。だが、彼が別れを告げてきたワケ

「無視するな、10秒で電話に出ろ」毎日1時間おきの連絡を強いた束縛男。だが、彼が別れを告げてきたワケ

眠るまで1時間おきの連絡

出会いの場で知り合った彼は、最初こそ物腰のやわらかい人でした。

やり取りも穏やかで、私は安心して交際を決めたのです。

けれど付き合い始めると、彼の様子は一変しました。

毎晩、私が眠るまで1時間おきに連絡を入れろと言うのです。

しかも、そのすべてに愛情のこもった言葉を添えなければ機嫌を損ねます。

「繋がっていないと、落ち着かないんだ」

「毎時間なんて、さすがに大変だよ」

彼はトイレにもスマホを手放さず持ち込むと聞き、私はぞっとしました。

四六時中、監視されているような息苦しさでした。

電話は10秒以内に出るのが絶対の決まりです。

少しでも遅れると、彼は一方的に通話を切りました。

「無視するな、10秒で電話に出ろ」

「たった10秒だよ、間に合わないこともあるよ」

「言い訳するな」

私はいつしか、スマホが鳴るたびに身をこわばらせるようになっていました。

着信音が鳴るだけで胸がざわつき、手のひらに汗がにじみます。楽しいはずの恋人からの連絡が、私にとっては逃れられない見張りのように感じられていたのです。

別れを告げられ迷わず着信拒否

彼の締めつけは、日ごとに増していきました。私の交友関係を嫌い、友人の連絡先まで消させようとします。

「他の奴と繋がっているのが許せない」

週に一度は必ず会うことを強いられ、私の予定はすべて彼に握られていました。

友人との約束も、彼の機嫌ひとつで潰されます。

そして後になって、彼が年齢まで偽っていたことも判明したのです。

信じていた土台ごと、崩れていく思いでした。

もはや恋愛ではなく、支配でした。

今まで出会ったことのない、心底ぞっとする相手だったと思います。

ある日、彼は急に不機嫌な顔で切り出しました。

「お前は愛情が足りない。もう別れる」

私がすがると信じて疑わない口ぶりでした。けれど、私の答えは彼の予想を裏切ったのです。

「そうですか。では、これで」

彼は言葉を詰まらせ、目を見開いたまま固まりました。

振ったつもりが受け入れられて、頭が追いつかないようでした。

私は彼が何か言い返す前に、その番号を着信拒否にしました。

1時間おきに鳴っていた通知は、その瞬間から一切止まったのです。

支配していたはずの相手に、あっさり背を向けられる。彼はそんな結末を想像もしていなかったでしょう。

静まったスマホを置いて、私は久しぶりに一人きりの夜を味わいました。

縁を切って初めて、私は息の詰まる毎日から解き放たれたのだと実感したのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.13(Thu)

「おなかすいた。パン食べたい」レジでぐずる子供と困る母親。だが、店員の対応に救われた瞬間
tend Editorial Team

NEW 2026.08.13(Thu)

【過去最多ペース】「社員が辞めた」が原因で会社が倒産?「従業員退職型」が増加、仕事が回らず外注費増のケースも
tend Editorial Team

NEW 2026.08.13(Thu)

「3回も探して、本当に無いの?」何度も問い合わせした客。だが、最後に明かした事情とは
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.06.01(Mon)

自治体を越えた小中学校の統廃合が加速。少子化の限界と効率化が招く「学校のない地域」誕生の危機とは?
tend Editorial Team

2025.11.28(Fri)

溝口勇児氏、国分太一との関係性と、あるエピソードを語る→「人の良さが滲み出てる」「人柄が伝わってきます」と温かい声も
tend Editorial Team

2026.08.08(Sat)

「ご祝儀はいくら包んだんだ」披露宴で祝儀の額を聞き始めた叔父。だが、親族の一言で黙り込んだ瞬間
tend Editorial Team