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2026.07.15(Wed)

「気持ちは止められないんだ」親友に奪われた彼。だが、自分を大切にする人と出会えた結果

「気持ちは止められないんだ」親友に奪われた彼。だが、自分を大切にする人と出会えた結果

「親友の私がもらうわ」と言われた日

長い間付き合った彼がいました。

穏やかで、私のペースを尊重してくれる人でした。

その彼を紹介したのは、学生時代から何でも話してきた親友です。

「二人、お似合いだね」

そう言って一緒に喜んでくれた親友を、私は心から信じていました。

三人で食事に行くこともあり、私はその時間が好きだったのです。

「彼の話、もっと聞かせてよ」

そうせがむ親友に、私は何の疑いも持ちませんでした。

異変に気づいたのは、二人がやけに親しげになってからです。

私が問いただすと、親友はまっすぐ私を見て言いました。

「彼は私がもらうわ」

悪びれる様子は、まるでありませんでした。

「本気で言ってるの?私たち、10年の付き合いだよ」

問い返す私を、親友は冷たい目で見返すだけ。

彼のほうも「気持ちは止められないんだ」と繰り返すばかりでした。

(じゃあ、私と過ごした10年はなんだったの)

込み上げるものを、ぐっと飲み込みました。

「わかった。もう好きにして」

声が震えないよう、それだけ告げて背を向けたのです。

自分を大切にする人と出会えた朝

奪われたことより、10年信じた相手に裏切られたことが、しばらく尾を引きました。

それでも、無理に忘れようとはしませんでした。

泣きたい日は泣いて、時間に身を任せるうちに、少しずつ心が落ち着いていきます。

別の友人が何気なく誘ってくれる食事の席が、私を少しずつ外へ連れ出してくれました。

笑える日が増えるたび、あの二人のことを考える時間は減っていったのです。

半年ほど経ったころ、二人が別れたと風の噂で知りました。

「隠し事と嫉妬で、ずっと揉めてたみたいよ」

教えてくれた友人は、少し呆れていました。

数か月で壊れたと聞いても、私はもう二人に興味がありませんでした。

やがて、私を大切にしてくれる人と出会います。

私の言葉を最後まで聞き、約束を必ず守ってくれる人でした。

思い切って過去を打ち明けたとき、返ってきたのは責める言葉ではありません。

「よく頑張ったね。もう一人で抱えなくていいよ」

「あなたのペースでいいよ」

その言葉に、どれだけ救われたか分かりません。

自分を粗末に扱う関係にしがみつかなくてよかったと、心から思えました。

失った十年を惜しむより、これから隣にいてくれる人を大切にしたい。

誰かを傷つけて始まる恋は、きっと長くは続かない。

自分を大切にしてくれる人を、自分もまた大切にする。

そんな当たり前に気づけた朝を、私は今も忘れません。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、60代以上・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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