「お茶でもしない?」仲が良かったママ友。だが、家族と行った公園で見た光景に絶句
返信が遅くなった頃
保育園で知り合った4人のママ友グループ。最初は、毎日のように連絡を取り合う仲だった。
「週末、また集まれたらいいね」
「子どもたち、すっかり仲良しだもんね」
子育ての悩みを分け合える相手がいる。それだけで、慣れない土地の暮らしが心強かった。
持ち物のこと、行事のこと、分からないことは何でも聞けた。
この人たちがいれば安心だと、私は思っていた。
けれど、いつからだろう。私のメッセージにだけ、返事が遅れるようになった。
既読はつくのに、返ってくるのは何時間も後。
「最近どう? 久しぶりにお茶でもしない?」
「ごめんね、しばらくバタバタしてて」
誘っても、やんわりかわされるばかり。四人の中で私だけが、少しずつ外側へ押し出されているようだった。
休日の公園で
ある休みの日、私は家族で、いつもより遠い大きな公園へ足を運んだ。
大型の遊具がそろった、子どもに人気の公園。
息子をたっぷり遊ばせてやりたかった。
ところが遊具の前まで来て、私は立ちすくんだ。
あのママ友たちが、子どもを連れて集まっていたのだ。
私に声がかかった集まりでは、なかった。
「あそこにいるの、保育園のママたちじゃないか?」
「……うん。誘われてないから、行かないでおくね」
夫は何も言わず、ただ息子の手を引いて、離れた遊具のほうへ歩いてくれた。
せっかくの休日なのに、私は心から遊具を楽しむことができなかった。
遠くから届く笑い声が、やけに遠く感じられた。
静かに悟った夜
その夜、息子を寝かしつけたあと、私は一人で考えていた。
私は何か、悪いことをしてしまったのだろうか。
いくら記憶をたどっても、思い当たる理由は見つからない。
けれど、答えの出ない問いを繰り返すうちに、一つのことだけが胸に落ちてきた。
あの人たちと私は、友達ではなかった。
ただ、子ども同士がつないだだけの関係だったのだ。
そう思うと、追いかけるのがばからしくなった。
「ママ、今日の公園、すべり台大きかったね」
「うんうん。また今度、家族で行こうね」
眠る息子の寝顔を見ながら、私は静かに決めた。無理に輪へ戻ろうとするのは、もうやめよう。
会えば挨拶はする。でも、心を預けるのは、家族と本当の友人だけでいい。割り切れない思いは残ったけれど、その夜、私はほんの少しだけ、身軽になれた気がした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














