tend Editorial Team

2026.07.15(Wed)

「やめろ、ただの相談だと言ってるだろ」親友との密会を重ねた彼。だが、レシートを突きつけると黙り込んだ

「やめろ、ただの相談だと言ってるだろ」親友との密会を重ねた彼。だが、レシートを突きつけると黙り込んだ

優しい彼の裏の顔

三年付き合った彼のことを、私は心から信頼していました。

物腰がやわらかく、周囲からも誠実だと評判の人だったからです。そんな彼を、私はいつか一緒になる相手だと信じていました。

その信頼が崩れたのは、彼のスマホに届いた一件の通知でした。送り主の名前は、なんと私の親友だったのです。

「次いつ会える?」

画面に表示された短い言葉に、頭の中が真っ白になりました。

問い詰めると、私は思わず声を強めました。

「親友と、二人で何してるの」

彼は表情ひとつ変えずに答えました。

「相談に乗ってただけだよ」

あまりに堂々としているので、一瞬こちらが悪いのかと思ってしまったほどです。

親友に電話をすると、彼女もあっさりとこう言ってのけました。

「あなたが冷たいから、話を聞いてただけ。考えすぎよ」

二人とも、あまりに堂々としていました。

だからこそ、私はかえって冷静になれたのだと思います。

取り乱して責め立てても、二人はのらりくらりと逃げるだけでしょう。

それなら、言い逃れのできない証拠を突きつけるしかない。私はそう考えました。

レシートが語った事実

感情的に責め立てるのをやめ、私は確かな証拠を探すことにしました。

手がかりは、彼の部屋の引き出しに残っていた何枚ものレシートでした。

二人で立ち寄ったとしか思えない店の名前と、私の知らない日付がいくつも並んでいます。

数えてみれば、その数は十枚以上。私が友人と旅行に出かけた週末の日付まで、しっかり残っていました。

後日、私はそのレシートをすべてそろえて、彼のもとを訪ねました。

「この日付、全部あなたと親友が会ってた日だよね」

彼は急に声を荒らげました。

「やめろ、ただの相談だと言ってるだろ」

でも、私が日付順に並べたレシートを一枚ずつ指さしていくと、その勢いはみるみるしぼんでいきました。

反論の言葉を探すように口を動かし、やがて何も言えずにうなだれます。

あれほど強気だった彼が、ついに黙り込みました。

電話越しに聞いていた親友も、急に静かになりました。しばらくして、絞り出すような声が受話器から漏れてきます。

「…あなたが幸せそうで、ずっと妬ましかった」

長年信じてきた親友の、それが本音でした。裏切られた悲しさよりも、これで迷わず縁を切れるという思いのほうが勝っていました。

その本音がこぼれた瞬間、私の中に残っていた迷いは消えました。

「もう、二人とも私の前に現れないで」

言い訳ばかりだった彼は、最後まで顔を上げられずにいました。私は並べたレシートをそのままテーブルに残し、静かにその部屋を出ました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.09.01(Tue)

「その話、誰から聞きました?」親族の間で広がった身に覚えのない噂。だが、一人ずつ確かめた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.09.01(Tue)

「棚ではもう少し安かった気がする」会計で金額に戸惑った客。だが、店長が売り場を見て直したもの
tend Editorial Team

NEW 2026.09.01(Tue)

「順番なんて気にしなくていいのよ」墓参りの作法に戸惑う私。だが、義母の一言で力が抜けたワケ
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.04.12(Sun)

入学式で逆ギレする親の末路!車登校禁止を無視して怒鳴る非常識な保護者に冷ややかな視線と学校側が抱える苦悩の現場
tend Editorial Team

2026.03.19(Thu)

「飛ばないロケットに無駄遣いしないで」「なんのメリットがあるんだ」と否定的な声相次ぐ。ホリエモン「マジでこれはやばい」と...
tend Editorial Team

2026.08.26(Wed)

「客なんだから何とかしろ。そんなのは店側の都合だろ」無理難題を何度も頼んでくる客。だが、後ろに並んでいた人の一言で救われ...
tend Editorial Team