tend Editorial Team

2026.07.16(Thu)

「40代でその肌、手入れ不足じゃない?」高級化粧品を見せびらかし見下すママ友。だが、待っていた自業自得の結末とは

「40代でその肌、手入れ不足じゃない?」高級化粧品を見せびらかし見下すママ友。だが、待っていた自業自得の結末とは

高級化粧品を見せびらかす人

子どもが小学校で同じクラスになったママ友は、いつも高級な基礎化粧品を持ち歩いていました。

ママ同士の集まりでも、頼まれてもいないのに新作の美容液を取り出しては、値段とブランド名を得意げに並べます。

「これ、一本で三万円もするのよ」

「へえ、すごいですね」

誰かが相づちを打つと、満足そうにうなずくのでした。

ポーチの中身をわざわざ広げて見せ、ブランド名をひとつずつ読み上げることもあります。

「あなたも、少しはいいものを使ったら?」

返事に困っていると、彼女はさもおかしそうに笑うのです。

やっかいなのは、その自慢が必ず人の肌へのダメ出しに変わることでした。

行事で私の顔を見るなり、彼女は大きな声で言い放ちます。

「40代でその肌、手入れ不足じゃない?」

周りに保護者がいる前でのひと言に、私は頬が熱くなりました。

「安い化粧品じゃ、シミもタルミも隠せないわよ」

畳みかけられ、私は苦笑いでやり過ごすしかありません。

(なぜ、人前でそこまで言うのだろう)

家に帰るころ、どっと疲れが押し寄せてきました。

気づけば残った静けさ

彼女の品評は、私だけに向いたものではありませんでした。

集まりのたび、誰かの服装や肌、持ち物を値踏みしては、笑いながらけなすのです。

「その日焼け止め、効いてないんじゃない?」

言われたママは、曖昧に笑って黙り込みます。

はじめは調子を合わせていた人たちも、少しずつ口数が減っていきました。

あるとき、私は思いきって、別のママにこぼしてみました。

「あの品評、正直つらくて」

「わかる。私も、あの人といると疲れちゃう」

同じように感じている人は、私だけではなかったのです。

それからというもの、彼女が高級化粧品を取り出すと、周りはそっと席を立つようになりました。

行事で自慢話を始めても、相づちを打つ人はもういません。

いつも人の輪の中心にいたはずの彼女は、気づけばひとり、ぽつんと取り残されていました。

集まりに顔を出しても、隣に座る人がいません。

ある日の参観で、彼女はまた私の肌を見て何か言いかけました。

けれど周囲に誰も同調しないと悟ると、ばつが悪そうに口をつぐみ、そのまま目を逸らします。

私はもう、その視線に動じません。

「お先に失礼しますね」

短くそう告げて、私は同じ思いのママたちと連れ立って歩き出しました。

見下す言葉ばかり並べる人の周りから、人はいつのまにか離れていく。残された静けさの中で、彼女はひとり、化粧ポーチを見つめていました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.10.19(Mon)

「BBQの片付けは、あなたの家ね」肉を1枚焼いただけで、焼き係の恩を着せるママ友。帰り支度の途中で白旗
tend Editorial Team

NEW 2026.10.19(Mon)

「おい!処方箋もらってないぞ!」男性患者が受付で激怒。だが、私が明細を差し出して伝えた言葉
tend Editorial Team

NEW 2026.10.19(Mon)

「どいて。紙詰まりはあなたのせいよ」館長まで連れてきて、始末書を迫る先輩司書。だが、私が手に載せた物で沈黙
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.09.07(Sun)

え、なぜ作った!?『雪印北海道バター』そのままポーチが雑誌付録で登場!バッグに忍ばせれば注目の的かも?
tend Editorial Team

2026.02.06(Fri)

「実は中身なんてちゃんと見てない?」毎回修正指示ばかりだす上司→試しに修正せずに資料を提出した結果
tend Editorial Team

2026.08.28(Fri)

「ポイントカード、どこだったかしら」レジで焦って探している客。だが、後ろの男性の何気ない一言で空気が一変
tend Editorial Team