「ご飯いらないなら連絡して!」何度頼んでも外飲みがやめられない夫。だが、妻の態度で言葉を失った
帰りは決まって日付が変わってから
結婚して数年、夫の「家で食べる」という言葉を、私はいつからか信じなくなっていました。
出かける時は決まって「夜は家で食べるよ」
それなのに連絡は一切なく、帰ってくるのは毎晩、日付が変わった0時すぎ。
外で飲んできたことは、玄関に立った瞬間の匂いでわかります。
「ご飯いらないなら連絡して!」
何度そう頼んでも、夫は「ごめんごめん、次から」と言うばかり。その「次」は一度も来ませんでした。
作っては捨てる二人分の夕飯に、私はいい加減、疲れ切っていたんです。
温め直しても、もう食べる人はいない。ラップをかけて冷蔵庫にしまい、翌朝ひとりで処分する。そのわびしい作業を、いったい何度繰り返したでしょうか。
空っぽの食卓に立ち尽くす夫
ある晩、私は決心して、夫の夕飯を用意するのをやめました。自分の分だけ先に食べて、後片付けまで済ませてしまったんです。
その夜も夫は連絡なしの0時帰り。台所に何もないのを見て、驚いた顔でこちらを振り返りました。
「なんで夕飯ないんだ?」
私は落ち着いて、こう返しました。
「連絡もせず0時帰りでしょ」
夫は口を開きかけて、そのまま固まりました。
「いや、でも、飯くらい……」と言いかけて、言葉に詰まる。
「たまたま今日は遅くなっただけで……」と続けようとして、毎晩そうだと気づいたのか、また黙り込みました。
「家で食べるって言って出たのはあなただよね。連絡もなしに飲んで帰ってきて、それで用意しておけっていうのは、さすがに無理があるよ」
夫はばつの悪そうな顔で、しばらく空っぽの食卓を見つめていました。言い返す言葉は、もう見つからないようでした。いつも堂々と帰ってきていた人が、この日は肩を落として洗面所へ消えていったんです。
翌日から、夫は出かける前に必ず連絡をくれるようになりました。「今日は外で食べる」「今日はまっすぐ帰る」と、たったそれだけのことを。
「今日は家で食べるよ。ちゃんと帰る」
そう言って早く帰ってきた夜、久しぶりに二人分の温かい夕飯を並べました。作るのをやめて初めて、夫は用意してもらえることの意味を考えたようです。空っぽだった食卓に、ようやく湯気が戻りました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














