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2026.07.15(Wed)

「保育園の準備なんて、5分で終わるだろ」実際に任された朝、鞄の前で立ち尽くした夫が漏らした一言

「保育園の準備なんて、5分で終わるだろ」実際に任された朝、鞄の前で立ち尽くした夫が漏らした一言

「5分で終わる」と言った夫

子どもが生まれてからも、夫は家のことをほとんど私に任せきりだった。

本人は「育児は手伝っている」と言うけれど、実際は気が向いたときに抱っこするくらい。

洗濯も、食事の支度も、保育園の準備も、目に入っていないようだった。それでいて、私の毎日を軽く見ているところがあった。

そんなある晩、私は体調を崩して寝込んでしまった。翌朝の保育園の準備を頼もうとすると、夫は事もなげにこう言った。

「保育園の準備なんて、5分で終わるだろ」

じゃあお願い、と私は布団から頭を下げた。

夫は自信たっぷりに子ども部屋へ向かっていった。

ところが、いつまでたっても支度が終わる気配がない。

様子を見に行くと、夫は鞄の前で立ち尽くしていた。着替えは何枚いるのか、コップはどこか、連絡帳には何を書くのか。

何ひとつ分からず、手が止まっていたのだ。

「これ、どうすればいいんだ…」

結局その朝も、熱を押して起き上がったのは私だった。夫は横で、ばつが悪そうにうつむいていた。

一覧にして分かったこと

回復してから、私は夫に一つ提案した。

家事と育児をぜんぶ紙に書き出して、担当を決めてみよう、と。

その夜、二人でテーブルを囲み、朝の身支度から寝かしつけ、洗濯物、園への送り迎え、名前もつかない細々とした用事まで、順に書き並べていった。

項目は思いのほか多く、紙はあっという間に埋まっていく。

「こんなにあるのか」夫が驚いた声を漏らす。ひとつずつ話し合いながら、保育園の準備とお迎えは夫が受け持つことになった。

始めのうちは、持ち物をそろえるだけで手間取っていた。

それでも毎日続けるうちに、少しずつできることが増えていく。子どもとの会話も自然と多くなり、園での様子を私に報告してくれるようにもなった。

ある朝、慣れた手つきで鞄を用意しながら、夫がしみじみと言った。

「思ったより、やることが多いんだね」

あの「5分で終わる」という言葉は、もう二度と出てこなかった。

実際に自分の手を動かして、初めて分かったのだろう。

それからというもの、夫は見違えるほど協力的になった。私が頼む前に動き、寝込んだ日も落ち着いて子どもを送り出せる。たった一枚の紙が、すれ違っていた二人の毎日を、少しずつ揃えてくれた気がした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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