「疑うなら、出て行けよ」半年も浮気を続けた結婚前提の彼。だが、浮気相手から聞いた事実に絶句
画面を伏せるようになった彼
交際して三年、結婚も現実味を帯びていた彼がいました。
少し前までは、なんの疑いもなく寄りかかれる相手だったのです。
変化は、静かに始まりました。彼はスマホを肌身離さず持ち歩き、休日出勤や急な飲み会が、目に見えて増えていったのです。
ある晩、思いきって声をかけました。
「最近、様子がおかしいよ」
そう伝えたとたん、彼はみるみる不機嫌になりました。
「疑うなら、出て行けよ」
逆に責め返されて、私は口をつぐむしかありませんでした。けれど、その一言が、かえって胸に引っかかったのです。
後日、彼がシャワーを浴びている隙に、伏せられたスマホが震えました。
画面には、知らない女性からの甘い誘い文句が浮かんでいたのです。
問い詰めても、彼は言い張りました。
「ただの後輩だって言ってるだろ」
それでも、半年分のやり取りを見せると、彼はようやく口を閉じました。
手を取り合って選んだ朝
彼はその女性に、私の存在をずっと隠していました。しかも彼女にも、結婚を前提にと伝えていたそうです。
私は思いきって、その女性に会いに行きました。責めるためではなく、本当のことを知りたかったからです。
喫茶店で向かい合った彼女は、想像していたより落ち着いた、まっすぐな目をした人でした。
「あなたにも、同じことを言っていたんですね」
向かい合って話すうちに、私たちは、まるで同じ台本を読まされていたのだと気づきました。
約束の言葉も、会えない理由も、驚くほどそっくりだったのです。
「私も、彼を信じていました」
彼女がぽつりとこぼした一言に、胸が締めつけられました。それでも不思議と、彼女を恨む気持ちは湧いてきません。
「半年も、二人まとめて騙していたなんて」
被害者どうし、いつのまにか肩の力が抜けていました。私たちは、翌朝そろって彼と向き合うことに決めたのです。
二枚のスマホに残る証拠を、黙って彼の前に並べました。
「二人で話して、もう決めました」
彼は顔面蒼白になり、言葉を探すように口を開きかけては、また閉じるばかりです。
「待ってくれ、話せば…」
けれど、並んだ証拠を前に、その先はもう続きませんでした。
「お互い、ここでさよならにしましょう」
私は隣の彼女とうなずき合い、静かに立ち上がりました。二人そろって背を向けても、彼はもう追ってはきません。
手を取り合うようにして部屋を出た朝の空気は、思いのほか澄んでいました。結婚する前に見抜けたのだから、これでよかったのだと思っています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














