「何でも買ってあげるわよ!」初孫の気を物で引こうとする義両親。だが、私の提案をうけ状況が一変
私には、一歳半になるやんちゃ盛りの息子がいます。
私たち夫婦は共働き。お互いの休みが合う土日は月に数回しかなく、毎日があっという間に過ぎていきます。
そんな貴重な休日に時々やってくるのが、夫の両親。義両親にとって息子は初孫ということもあり、それはもう目に入れても痛くないほどの可愛がりようです。
「あら〜!また少し大きくなったわねぇ。さあ、今日は何を買ってあげようかしら!」
義母は顔を見るなり、満面の笑みでそう言い放ちます。
物で心を引こうとする義両親への違和感
会いに来てくれること自体は、本当にありがたいこと。それはわかっているのです。
でも、私がどうしてもモヤモヤしてしまうのは、義両親の「孫との関わり方」でした。
挨拶もそこそこに、二人は決まって息子をおもちゃコーナーやお菓子売り場へと連れ出そうとします。
「ほら、このピカピカ光る車、かっこいいぞ!買ってやろう」
「こっちの甘いお菓子もカゴに入れちゃいましょうね」
次々と買い与えられる品物。確かに息子は一時的に喜びますが、私としてはなんだか違うような気がしてなりません。
愛情をお金や物で表現するのではなく、公園の遊具で一緒に汗を流したり、広場で追いかけっこをして笑い合ったり。そんな風に、肌と肌が触れ合うコミュニケーションを通して関係を築いてほしいのです。
毎回モヤモヤした気持ちを抱えながら愛想笑いを浮かべるのが、正直とても苦痛でした。
おもちゃ売り場からの大逆転劇
「今日もまた、おもちゃ売り場直行コースかな……」
ある休日の午後。重い足取りで義両親を出迎えた私でしたが、今日は少しだけ勇気を出して提案してみることにしました。
「お義父さん、お義母さん。実は今、息子は『どんぐり集め』にすっかり夢中なんです。よかったら、近くの大きな公園へ一緒に行きませんか?」
おもちゃを買う気満々だった二人は一瞬キョトンとしましたが、孫のマイブームと聞いては断れません。
「ど、どんぐり?まあ、行くか」
結果は、大成功でした。
公園に着くや否や、息子は夢中で地面を這いつくばり、どんぐりを見つけては義両親の小さな手のひらに乗せていきます。
「おおっ!また見つけたのか!すごいぞ!」
「あらあら、お洋服が汚れちゃうわよ!ふふふっ」
高価なおもちゃも、甘いお菓子もありません。あるのは、木漏れ日の下ではしゃぐ息子の笑顔と、それに釣られて大声で笑う義両親の姿だけ。
息子の心を満たすのは、ピカピカのおもちゃではなく、一緒に過ごす温かい時間なのだと、二人が気づいてくれた瞬間でした。
帰りの車内で「次は松ぼっくりを拾いに行こうな」と微笑む義父の横顔を見て、私の心にかかっていたモヤモヤは、すっかり晴れ渡っていたのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














