
牛丼チェーン店で餃子を求めるという場違いな要求を突きつけ、店員に怒鳴り散らした高齢客の驚きの行動と、その場の顛末
お腹が空いているときは誰しも心に余裕がなくなるものですが、それにしても限度というものがあります。関東地方の牛丼チェーン店で目撃された光景は、まさに開いた口が塞がらないものでした。店内に足を踏み入れたのは、3人の年配グループです。その中の一人が発した注文は、店内の空気を一瞬で凍りつかせました。
半ライスと餃子。
牛丼の香りが漂う店内で、まさかの中華サイドメニューを指名したのです。当然ながら店員さんは困惑を隠せません。当店では取り扱いがございませんと丁寧にお断りしたのですが、そこからが修羅場の始まりでした。
客側は引くどころか、ますます勢いづいてしまいます。じゃあ何ならあるのよ!と、店内に響き渡る声でまくし立てたのです。メニュー表を確認すれば一目瞭然のはずですが、感情が高ぶってしまったのか、あるいは最初から何かを勘違いしていたのか。
周囲で食事をしていた人たちも、この理不尽な展開には眉をひそめるしかありません。SNS上では、こうした状況に対して厳しい意見が目立ちます。
『店員さんがかわいそうすぎる。牛丼屋に餃子がないことくらい常識でしょ』
『自分の間違いを認められずに怒鳴るなんて、見ていて恥ずかしい』
『冷静に対応した店員さんに拍手を送りたい』
目撃した男性によると、実は道路を挟んだ向かい側にラーメンチェーン店があったそうです。おそらく、そのお店と混同して入店してしまったのでしょう。しかし、看板や内装、漂ってくる匂いで自分のミスに気づくタイミングはいくらでもあったはずです。
怒鳴られた店員さんは、最後まで感情を表に出さず、テーブルのメニューを開いてこちらからお選びくださいと淡々と案内を続けたといいます。プロフェッショナルな対応には頭が下がりますが、接客業だからといって何を言っても許されるわけではありません。
今回の騒動は、単なる勘違いでは済まされない根深い問題を含んでいる気がします。自分の非を認められず、弱い立場の人に牙を向く。そんな寂しい振る舞いをしない大人でありたいものです。お店を間違えたのなら、照れ笑いの一つでも浮かべて、素直に牛丼を堪能して帰る。
そんな心のゆとりが、今の世の中には必要なのかもしれません。














