「恋人募集中」婚活アプリで出会い付き合った彼が、まだ恋人を募集していた!?「誠実さが一番」と語る彼に仕掛けた罠
誠実な彼に隠された裏の顔
婚活アプリで出会った彼は、真面目で優しく、まさに私の理想通りの人でした。
「僕、恋愛において誠実さが一番大切だと思ってるんだ」
照れくさそうに笑いながらそう語る彼。その言葉にすっかり心を奪われた私は、彼との真剣交際をスタートさせたのです。
この人となら、きっと温かく穏やかな家庭が築けるはず。そんな私の淡い期待は、友人からの一件のメッセージで無惨に打ち砕かれました。
「ねえ、あんたの彼氏、まだアプリにいるよ?しかも今週末の街コンに参加予定になってるんだけど」
送られてきたスクリーンショットを見て、サァーッと血の気が引いていく私。
プロフィールのステータスは堂々の『恋人募集中』。おまけに、「誠実な出会いを求めています」という自己紹介文までそのままです。
怒りで手が震えましたが、ここでただ泣いて問い詰めるだけでは私の気が収まりません。
彼が参加予定の街コンイベントを特定した私は、ある大胆な計画を実行に移すことにしました。
静かに下された痛快なレッドカード
迎えた週末。私は帽子とメガネで変装し、街コン会場にこっそり参加していました。
遠くから見つめる先には、初対面の女性たちに愛想よく話しかける彼の姿。その見慣れた満面の笑みを見るたびに、胃の奥が熱く煮えくり返ります。
イベントが本格的に始まる直前、私は運営スタッフを呼び止め、あらかじめ用意しておいた分厚い資料を静かに手渡しました。
中に入っているのは、彼がアプリで使っているプロフィール画面のコピーと、私と交際していることが明確にわかるメッセージのやり取り。そして、つい先日撮ったばかりの親密なツーショット写真です。
「この男性、交際相手がいるのに参加しています。ルール違反ですよね」
中身を確認したスタッフの顔色が変わるのを見届け、私は会場の隅へと身を潜めました。
ほどなくして、歓談タイムがスタート。彼がターゲットの女性を見つけ、得意げに連絡先を聞き出そうとしたその時です。
「お客様、少々よろしいでしょうか」
二人の運営スタッフが彼の背後にピタリと張り付き、周囲に悟られないよう低い声で声をかけました。
「え、僕何かしました?」
きょとんとする彼の脇をガッチリと固め、スタッフは半ば強引に彼を会場の隅へと誘導していきます。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!まだ話の途中で……」
焦る彼に、スタッフは手元のバインダーをチラリと見せました。そこには、私が提出したばかりの動かぬ証拠の数々。
それを見た瞬間、彼の顔からスッと血の気が引くのが遠目にもわかりました。
周りの参加者たちが「あの人、何をしたの?」「運営に連れて行かれたね」とヒソヒソと怪しむ中、彼はうつむいたまま、逃げるように会場から姿を消したのです。
誰にも騒がれることなく、けれど確実なダメージを受けたその滑稽な退場劇を見送りながら、私は清々しい気持ちで大きく息を吐き出しました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














