tend Editorial Team

2026.04.23(Thu)

「え、また集金ですか?」話したこともない社員へのお祝い金を集めるお局。だが、お局の真意に気付き唖然

「え、また集金ですか?」話したこともない社員へのお祝い金を集めるお局。だが、お局の真意に気付き唖然

名前も知らない社員へのご祝儀

「はい、みなさん!営業部のあの人、今度パパになるんだって。お祝い金、一人3000円集めるからよろしくね〜」

フロアに響き渡る、お局様の甲高い声。その手には、すっかり見慣れた集金袋が握られています。

私はパソコンの画面を見つめたまま、心の中で深いため息をつきました。またか、と。

私の職場には、誰かが結婚したり出産したりするたびに、従業員一同から半強制的に「お祝い金」を徴収されるという謎のルールが存在するのです。

百歩譲って、同じ部署で毎日顔を合わせている同僚ならわかります。心から喜んで、お祝いしたい気持ちにもなるでしょう。

しかし、今回名前が挙がったのは、入社以来一度も雑談すらしたことのない、顔と名前も一致するか怪しい他部署の男性社員。

「……あの人って、誰ですか?」

隣の席の先輩にこっそり耳打ちすると、先輩も困ったように眉を下げて、力なく首を横に振りました。

断れない集金とモヤモヤの行方

「ほら、お釣りはないようにね!今日中に集めちゃうから」

お局様は各デスクを回り、有無を言わさぬ圧をかけてきます。

お祝いって、本来は個人の気持ちでするものではないでしょうか。

会社として福利厚生の制度があるわけでもないのに、断りづらい空気を作り出して強制するこの悪しきシステム。

財布から渋々お札を取り出しながら、モヤモヤとした感情が胸の奥でドロドロと渦巻いていきます。

「毎回毎回、本当にキツいですよね…」

給湯室で、同期と思わず愚痴をこぼしてしまいました。

「本当だよ。お局様が『私から発案して集めました!』っていい顔したいだけなんじゃないの?」

同期の鋭い指摘に、ハッとさせられました。確かに、渡す時はいつもお局様が代表面をして、大々的に贈呈式を行っているのです。

他人の財布から集めたお金で、自分の好感度を上げているだけだとしたら。そう考えると、急に怒りを通り越して馬鹿らしくなってきました。

次に集金袋が回ってきたら、勇気を出して「今回は個人的にお祝いするので結構です」とキッパリ断ってみよう。

モヤモヤするだけの毎日に終止符を打つため、私は給湯室の隅で静かに決意を固めたのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.07.24(Fri)

「静かにさせろ!」子供が遊んでいたら怒る住人。だが、管理会社に記録を見せた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.07.24(Fri)

「深夜に音なんか出してないからな」町内会の集まりで否定する住人。だが、私が出したスマホで形勢逆転
tend Editorial Team

NEW 2026.07.24(Fri)

「その味付け、絶対に濃いわよ」心配で何度も電話してくる義母。だが、夫の一言で黙り込んだ
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.11.04(Tue)

「上司にごまをするのが上手いよね」と会うたびに嫌味を言う先輩が、突如黙った衝撃の理由【短編小説】
tend Editorial Team

2026.01.28(Wed)

「あの子は本当に変わり者ね」と私をいじめる義母。だが、夫や孫の言葉に救われた瞬間
tend Editorial Team

2026.05.21(Thu)

高市首相が飲食料品の消費税ゼロ法案提出を明言!物価高に苦しむ国民から期待と財政負担への懸念が噴出する混迷の行方
tend Editorial Team