tend Editorial Team

2026.06.08(Mon)

「お皿洗っといて」言わない限り家事を手伝わない夫。お互いに譲らない言い分に抱えたジレンマ

「お皿洗っといて」言わない限り家事を手伝わない夫。お互いに譲らない言い分に抱えたジレンマ

シンクの食器を、跨ぐ夫

共働きで子育てしながら三年が過ぎた。職場でも家でも頭をフル回転させる日々の中で、最近の私を一番消耗させているのは、夫のある癖だ。

シンクに洗い物がどれだけ積み上がっていても、夫はその横を通り過ぎる。

私が「お皿洗っといて」と頼めば、その瞬間にやってくれる。ただし、頼まないと永遠にやらない。

玄関に出しておいたゴミ袋も、廊下に転がした子の靴も、見えていないように振る舞う。一度こちらが切れて理由を聞いた。

「気づかなかった」

悪びれもなく、その言葉が返ってきた。

保育園のお迎えで起きた事件

ある月曜日、私は出張で遅くなるから保育園のお迎えを頼んだ。

前日に夫もカレンダーで確認している。

当日の昼、駅で「今日忙しいから無理かも」とメッセージが届いた。

「無理かも、じゃ困る」と返信すると、既読が付くだけで何も返ってこない。

私は新幹線を一本早めて、走って保育園に滑り込んだ。

最後の一人だった子は、靴を片手にぼんやり立っていた。

家に帰ると、夫はソファで動画を見ていた。

「ごめん、見てなかった」と笑った。スマホは手元に置いてあったし、通知も鳴っていたはずだった。

怒鳴る気力もなかった。シンクには朝の食器と、夫が昼に食べた皿が積み上がっていた。

「これ、見えてた?」

「あ、ごめん。やる、やる」

三年、ずっとこのやり取りだ。何度伝えても、何度泣いても、夫の回答は更新されない。

仕事だってちゃんとできているのか、家での様子を見るたびに疑ってしまう。残業と称して遅く帰る日が増えても、本人は何も話さない。

指示待ちが、夫婦を蝕む

夫の言い分は「言われたらやるのに、なんで怒るのか分からない」だった。

私の言い分は「察してほしい、というより目の前のことを見てほしい」だった。お互いに譲らない。

気がつくと、私は夫の母親代わりになっていた。やることリストを共有アプリに書き、終わったらチェックを入れさせる。

子を二人育てているような感覚に、自分で笑ってしまうことがある。リストに載っていない仕事は、絶対に発生しない家になっていた。

「ありがとう」が言えなくなったのは、いつからだろう。お礼を言うと、こちらの責任感が増す気がして、口を閉ざすようになった。

「気づかなかった」という言葉を聞くたび、私は心の中で同じ三文字を返している。三年積み上がった疲労には、まだ出口が見えない。離婚という二文字が頭をよぎる日が、最近じわじわ増えている。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.06.08(Mon)

「夜中なんですけど」夜中に騒音を出す住人にクレーム。だが、住人の最悪な行動に引っ越しを決意
tend Editorial Team

NEW 2026.06.08(Mon)

「預けた猫が和室の障子全部破いたって」弁償しようとした夫を責めた妻。だが、実母の一喝で妻の態度が一変
tend Editorial Team

NEW 2026.06.08(Mon)

「うちの旦那昇進したの」産後にやっと会えた旧友。だが、久しぶりに再会した喜びが消えたワケ
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.12.10(Wed)

「上場企業なんで」合コンでドヤ顔する男。しかし、会計時の行動を見て女性陣がドン引き。実は【短編小説】
tend Editorial Team

2025.11.21(Fri)

「無事で良かった…」「復活待ってます」と心配の声相次ぐ。俳優・佐野岳が全治8~9カ月の重傷。番組収録中の大怪我を明かす
tend Editorial Team

2021.12.09(Thu)

赤ちゃんのハーフバースデーをプロの写真で残そう!無料撮影会&ライフプラン相談
tend Editorial Promotion