「ちょっと待って、これも使える?」レジで10分粘る前客→私の番で店員が見せた神速対応に、青ざめた女性の表情
引きつる店員の口元、終わらないカード掘り
いつもなら数分で動くはずのレジが、その日はなかなか進みませんでした。
仕事帰りに立ち寄った、近所のスーパー。
レジの先頭にいたのは、一人の女性。
「これと、これ、ポイントカードね」
そこまでは、よくある光景です。
問題は、その次の一言から始まりました。
「ちょっと待って、これも使える?」
バッグの底から、よれよれのクーポン券。
店員さんが処理を始めると、女性はまた一言。
「あと一枚あるかも」
「これもポイントつくよね?」
財布の中身を全部出すような勢いで、別のカードを次から次へと掘り出してきます。
店員さんの口元が、ぴくっと引きつったのが見えました。
笑顔の奥で、ぐっと何かを飲み込むような表情。
後ろの行列からは、聞こえないため息がじわじわと積もっていきます。
気づけば、彼女の会計だけで10分が経過していました。
神速のスイッチが入った瞬間、青ざめた女性の表情
「お次の方、本当にお待たせしました」
ようやく順番が来た私のレジ前で、店員さんが深く頭を下げます。
「すぐにお会計しますね」
そう言った直後でした。
店員さんの両手が、別人のように動き始めます。
商品を取る、バーコードを読み上げる、袋詰めの台へ送る。
滑らかすぎて、まるでダンスを見ているようでした。
「お会計、3,280円です」
あっという間に終了。
店員さんはそのスピード感のまま、後ろのお客さんも数十秒で次々と捌いていきます。
そのとき、隣でまだ袋詰めしていた女性の手が、ピタリと止まりました。
視線の先には、流れるように動くレジ。
後ろのお客さんが、短いやりとりだけで次々と店を出ていきます。
女性の顔から、すーっと血の気が引いていくのが、横目にもはっきりと分かりました。
(…私、何分このレジを止めてたんだろう)
声には出さないけれど、心の中で叫んでいるような表情。
女性は慌てて袋を抱え、足早に店を後にしていきました。
レジ周りには、待たされていた人たちの安堵の表情だけが残ります。
たった一人の店員さんの機転で、空気がここまで変わるのですね。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














