「ちょっとうたた寝しただけ、完全には寝てないから」と言いながらリビングで寝てしまう夫。我慢出来なかった私が取った行動とは
寝かしつけ後のソファで
3歳の子をようやく寝かしつけ、夫とリビングで好きな番組を観るのが最近の楽しみだった。その日も録画したドラマを流し始めた直後、隣に座っていた夫がソファに横たわった。
「ちょっとだけ目休めるわ」
そう言って数分。
低い呼吸音はあっという間に建物が震えるような爆音へ変わった。
テレビの音量を上げても上からかぶさってくる。寝かしつけたばかりの子の部屋に響かないか、私はテレビを切って身構えるしかなかった。
夫はソファの背もたれに頭をだらりと預け、口元から音が漏れるたびに身体ごとびくりと跳ねる。
久しぶりの夫婦時間を楽しみにしていただけに、私はテレビ画面を消したリビングで一人ぽつんと立ち尽くした。
このまま放置できず、夫の肩を揺すり何度か声を掛けた。
「ちょっとうたた寝しただけ、完全には寝てないから」
目を半分しか開けていないのに即座に否定するのが、夫の昔からの癖だった。私は諦めて先に寝室へ上がった。
深夜に降りた階段
夜中、自分の浅い眠りでふと目が覚めた。
隣の布団は乱れたまま冷えており、階段の下からテレビ画面の青白い光が漏れている。
降りていくと、夫はソファから滑り落ちる寸前の体勢で爆音を発していた。
リモコンが手から落ち、毛布は床に投げ出されている。
声をかけても起きないので、半ば引きずるように布団に運んだ。
やっと布団に収まったと思った瞬間、頭上で雷でも鳴ったかのような音が再開した。
耳栓を奥まで押し込んでも、低い振動だけが枕越しに伝わってくる。
横向きにさせれば数分は静まるが、すぐ仰向けに戻って音量が一段上がる。気づけば窓の外は白み始めていた。
その日のトータル睡眠時間は3時間に届かなかった。朝、子に「ママ顔色わるい」と覗き込まれ、声を出すのもしんどかった。
2日続いた騒音と限界
翌日の夜もまったく同じ展開をなぞった。
リビングで爆睡、起こすと「目を瞑ってただけ」と言い張り、深夜に降りるとソファで爆音、寝室に運んでも数分後に再爆発する。
2日連続の睡眠不足で頭の中に薄い膜が張り、子と話していてもピントが合わない。
3日目の朝、夫の出勤前にスマホで録音した10分間のイビキを再生した。
本人は最初の数秒で表情を消し、低く呟いた。
「いや、これ加工してない?」
私はカレンダーに耳鼻科の候補日を3つ書き込み、夫の前にすっと差し出した。
寝かしつけ後の数時間は夫婦で過ごす唯一の自由時間で、そこを爆音と運搬作業で奪われる夜はもう要らない。
夫は黙ってカレンダーをポケットに入れた。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














