「降りるバス停まで、私も同じなんです」朝夕の通勤路で何度も現れた女性。だが、同僚に相談した結果
通勤途中で何度も目が合う女性
20代の頃、毎朝ほぼ同じ時間に電車とバスを乗り継いで通勤していました。
ある朝、駅の改札前で、見知らぬ女性がこちらをじっと見ていることに気づきました。
偶然目が合っただけだと思い、そのまま改札を通りましたが、女性も少し遅れて同じホームへやってきました。
乗った電車も同じでした。さらに、僕が降りた駅で女性も降り、駅前から発車する同じ路線バスに乗り込んできたのです。
利用者の多い路線だったため、その日は特に気にしないようにしました。
しかし翌朝も、その女性は改札付近にいました。僕を見つけると少し離れた場所から歩き出し、電車を降りた後も、一定の距離を保ったままついてきます。
同じことが数日続きました。
ある朝、いつものバス停で降りると、後ろから女性に声をかけられました。
「降りるバス停まで、私も同じなんです」
穏やかな口調でしたが、それまで一度も話したことはありません。僕が曖昧に会釈すると、女性はその後も少し後ろを歩き続けました。
会社の近くまで来たところで別の道へ入っていきましたが、何のために声をかけてきたのかはわかりませんでした。
帰宅時の駅にも立っていた
不安を覚えたのは、その日の帰りです。
仕事を終えて最寄り駅を出ると、朝に見かけた女性が駅前に立っていました。女性は僕に気づくと、また少し離れた後ろから歩き始めました。
帰宅時間は日によって違います。偶然にしては重なりすぎているように思え、自宅の場所まで知られるのではないかと怖くなりました。
その日は自宅へまっすぐ帰らず、明るい店が並ぶ通りを歩きました。途中で振り返ると、女性の姿は見えなくなっていました。
翌日、同じ方面に住む同僚へ事情を話しました。
「しばらく一緒に帰ろう。何かあったら駅員さんにも相談しよう」
そう言ってもらい、その日の帰りから同僚と行動することになりました。
二人で話しながら改札を出ると、少し離れた場所に例の女性が立っていました。女性はこちらをしばらく見ていましたが、近づいてくることはありませんでした。
僕たちが並んで歩き出すと、女性は反対方向へ去っていきました。
それ以降、通勤途中でも帰宅時でも、その女性を見かけることはありませんでした。
女性が本当に僕を追っていたのか、単に通勤経路が重なっていただけなのかは、今もわかりません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














