出典:写真AC
注目のガソリン価格引き下げ策が始動
全国各地でガソリン価格が1リットルあたり190円を超えるなど、異常事態が続いています。特に車社会の地域にお住まいの方々にとっては、死活問題といっても過言ではありません。こうした状況を受け、政府は備蓄石油の放出や石油元売り業者への補助金再開を決定しました。しかし、ニュースを聞いてすぐにガソリンスタンドへ駆け込むのは、実はあまり得策ではないかもしれません。
専門家である野村総研の木内登英氏によれば、備蓄の放出そのものが直接的に価格を劇的に押し下げるわけではないと指摘しています。むしろ、供給不足への不安を和らげる心理的な効果が強いようです。一方で、私たちの財布に直結するのは補助金の影響です。この補助金が機能し始めれば、全国平均で170円程度まで価格が落ち着くと予測されています。
問題はそのタイミングです。補助金の効果が店頭価格に反映されるまでにはタイムラグがあります。早ければ今週の木曜日、あるいは来週の木曜日あたりから価格が下がり始める見通しです。つまり、今この瞬間に慌てて満タンに給油してしまうと、数日後に1リットルあたり20円近い差額で損をしてしまう可能性があるのです。
SNS上では、この切実な状況に対して多くのユーザーが知恵を絞り、現状を嘆く声を上げています。
『ガソリンが比較的安い地域なので、普段は特に何も感じることはなかったけど、流石にリッター190円以上はなかなか入れる気にならないですね』
『今月いっぱいは給油を我慢して、下がるまでちょびちょび入れて様子を見るのが一番です』
『入れ時はズバリ気温の低い朝です。何故なら気温が上がるとガソリンといえども膨張するので体積量り売りでは重量自体が変化します』
このように、少しでも支出を抑えようとする切実な工夫が見て取れます。特に、地下タンクの在庫が入れ替わるまでは高値が維持されるという冷静な分析や、物理的な特性を利用した朝の給油といったライフハックまで飛び出しています。
しかし、手放しで喜んでもいられません。今回の補助金で確保されている財源には限りがあり、現状では1ヶ月分程度しか賄えないという厳しい現実があります。
原油価格の先行きが不透明な以上、170円台という安定も一時的な避難所に過ぎないのかもしれません。














