「あなたのせいじゃないの?」いつもミスをなすりつける厄介な先輩。上司が突きつけた「動かぬ証拠」で特大ブーメランが刺さった話
以前働いていた職場には、少し困った先輩がいました。
その先輩の特技は、ズバリ「責任転嫁」。何かトラブルが起きるたびに、息を吐くように人のせいにするのです。
「私はちゃんと伝えたはずだけど?」
「これ、あなたがやったんじゃないの?」
自分のミスであっても、巧妙に周りの責任へとすり替える鮮やかな手口。ターゲットにされるのはいつも私を含めた後輩たちで、職場の空気は常にモヤモヤとしたものでした。
誰も反論できず、ただやり過ごすしかない日々。しかし、そんな先輩の悪行が、ついにお天道様の下に晒される日がやってきたのです。
消えた重要データと先輩の追及
その日、部署内は朝からざわついていました。
午後からの会議で使うはずだった、一番重要な資料のデータがサーバーから綺麗さっぱり消え去っていたのです。
「ちょっと、どういうこと!?誰が消したのよ!」
最も声を荒らげていたのは、もちろんあの先輩。そして案の定、鋭い視線が私へと向けられました。
「昨日、最後まで残って作業していたのって、あなただよね? もしかして間違えて消しちゃったんじゃないの?」
「いえ、私は触っていません。ちゃんと保存されているのを確認して帰りました」
必死に否定するものの、先輩の口撃は止まりません。まるで私が犯人だと決めつけるような物言いに、胃がキリキリと痛み始めました。周りの同僚たちも、関わり合いになりたくないのか目を伏せています。
ああ、また私が被らなきゃいけないのか。そう諦めかけた、まさにその時でした。
暴かれた真実と冷ややかな空気
「騒がしいね。ちょっと待って、今システムのログを確認するから」
騒ぎを聞きつけた上司が、静かに歩み寄ってきました。
パソコンの画面を叩くカタカタという乾いた音が、静まり返ったフロアに響き渡ります。やがて、上司の指がピタリと止まりました。
「……データが削除されたのは、今朝の9時だね」
「ほら!私はその時間、別の作業をしていましたから!」
勝ち誇ったように声を上げる先輩。しかし、上司は呆れたような、そしてひどく冷ややかな視線を先輩へと向けました。
「その時間、この共有フォルダにアクセスして削除操作をしているのは……君のアカウントだよ」
「えっ……?」
その瞬間、先輩の顔からスゥッと血の気が引いていくのが分かりました。ぱくぱくと口を動かすものの、言い訳の言葉は出てきません。
「まずは、自分のミスを素直に認めることが大事だよ」
上司の静かで重みのある説教が始まります。普段から人のせいにばかりしていた先輩の自業自得な結末に、周りの空気はこれ以上ないほど冷え切っていました。
私は内心、ガッツポーズ。胸の奥のつかえが取れたような、最高の爽快感です。
それ以来、先輩が他人にミスをなすりつけることはパタリとなくなりました。すっかり大人しくなった先輩のおかげで、職場の雰囲気もすこぶる良好です。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














