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2026.05.25(Mon)

「若いんだから動いて当然よ」私ばかりに手伝いをさせる義母。だが、夫の「妻ばかりに頼むのはおかしくない?」の一言で状況が一変

「若いんだから動いて当然よ」私ばかりに手伝いをさせる義母。だが、夫の「妻ばかりに頼むのはおかしくない?」の一言で状況が一変

義母の口癖と座ったまま動かない人たち

義実家へ行くたびに、義母には決まった口癖がありました。

お茶の時間、夕飯の支度、来客の応対。

何かが始まる気配がしてくると、決まってこちらに笑顔を向けて、こう言うのです。

「若いんだから動いて当然よ~」

言われた私は、はい、と答えて立ち上がる。

それが何年も続く、義実家の決まりごとでした。

不思議だったのは、リビングのソファに座っている人たちです。夫も、私より三つ年上の義兄の奥さんも、誰ひとり腰を上げない。

義兄の奥さんは「若い人がやるのよ」と笑って、自分の湯飲みを差し出してくる。

義母は当然のように、私だけを呼ぶのです。

「台所お願いね」

お盆も、正月も、お彼岸も。お茶も、煮物も、配膳も、食後の片付けも。

義実家にいる時間のほとんどを、私はガス台の前か、流しの前で過ごしてきました。

表向きは笑って動いていても、帰り道の車で夫の横顔を見るたび、胸の奥にじわじわと冷たいものが広がっていく。

それでも嫁という立場で文句が言えず、ただ口をつぐんでやり過ごしてきたのです。

腰を痛めた日に変わった義実家の空気

去年のお盆、私はぎっくり腰を引きずって義実家へ向かいました。

湿布の匂いが背中から漂う中、玄関で挨拶をするより早く、いつもの一声がリビングから飛んできたのです。

「台所お願いね」

その瞬間、私は背筋を伸ばして、ゆっくりと首を横に振りました。

「ごめんなさい、今日は無理です」

義母の顔から笑みが消え、口元がぴくりと動きました。義兄の奥さんは慌てて視線を手元のお茶に落とし、義父はテレビの音量を下げる。

リビングの空気がぐっと重くなった、そのときでした。私の横にいた夫が、ふだんからは想像できないほど穏やかな声で、けれどはっきりと口を開いたのです。

「母さん、いつも妻ばかりに頼むのはおかしくない?」

義母は反論しかけて、その言葉を飲み込みました。

結婚以来、夫の口から義母への異議が出たのは、たぶんこの日が初めてだったのです。

私はうつむいたまま、湿布越しの腰を手で押さえていました。

あれ以来、義母の「若いんだから動いて当然よ~」も「台所お願いね」も、ぴたりと聞こえなくなりました。

義兄の奥さんが鍋の前に立ち、義母は皿を運び、夫が湯飲みを並べる。当たり前のはずの光景がようやく訪れた義実家のキッチンで、私は心の底から肩の力を抜くことができたのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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