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2026.06.25(Thu)

「現金なんて愛想がない、嫁失格よ」と母の日の贈り物にキレる義母→夫と相談して贈るのをやめたワケ

「現金なんて愛想がない、嫁失格よ」と母の日の贈り物にキレる義母→夫と相談して贈るのをやめたワケ

三年続いた注文

結婚して初めての母の日から、私と義母のやり取りは始まった。一人暮らしの義母には、食べきれる量の小さな漬物セットを贈った。

「漬物の量が多すぎる、一人で食べきれない、来年は和菓子がいい」

お礼よりも先に、メーカーを指定した注文が返ってきた。それでも私は、来年こそはと前向きに受け止めた。

翌年、言われた通りの和菓子を用意した。けれど、義母の反応はまた違った。

「美味しくなかった、もう少し洋風がよかった。でも食べ物はもういらない、来年は花がいい」

三年目は、夫を通じて好みを確かめてから、長く飾れるプリザーブドフラワーを贈った。今度こそ間違いない、と思っていた。

「ずっと置いておかないといけないから、邪魔」

何を選んでも、義母の口から出るのは不満ばかり。私は毎年、母の日が来るのが少し怖くなっていた。

人柄まで否定されて

見かねた夫が、ある提案をしてくれた。

「もう現金にしよう。それなら好きに使えるだろ」

私もそれに賭けた。母の日は現金にする、と夫から義母へ伝えてもらった。これでもう、好みに振り回されることはないはずだった。

けれど、義母の反応は私の想像を超えていた。

「現金なんて愛想がない!嫁としてなってない!」

電話を切った夫が、申し訳なさそうにこちらを見た。贈り物の中身ではなく、ついに私という人間そのものを否定されたのだ。

不思議と、悔しさより先に冷静さがやってきた。三年間、何を贈っても一度も喜ばれなかった。答えは、もう出ていた。

届かなくなった包み

私は夫に、はっきりと自分の気持ちを伝えた。

「来年からは、母の日の贈り物はやめます。何をしても喜んでもらえないなら、続ける意味がないので」

夫も、もう私を止めなかった。四年目の母の日、義母のもとへ私からの包みが届くことは、二度となかった。

あれほど贈り物のたびにかかってきた長い電話も、自然となくなった。注文をつける相手がいなくなれば、文句の電話もかける先を失う。義母はもう、私に何も言ってこない。

私は連絡先を整理し、必要以上の関わりを手放した。今は年に一度、夫だけが顔を見に行く。それで十分だった。

毎年五月になると胸が重くなっていたのが、嘘のようだ。誰のためでもない、自分のための穏やかな時間を、私はようやく取り戻した。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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