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「有言実行」か「現実路線」か。参政党・神谷氏と橋下徹氏が突きつける、高市首相への厳しい問い
高市早苗首相が靖国神社の春季例大祭への参拝を見送り、自民党総裁として私費で玉串料を納めるにとどめたことが、大きな波紋を広げています。総裁選の折には、首相就任後も参拝する意向を明確に示していただけに、支持層の間では驚きと落胆が混じり合っています。
この決断に対し、いち早く反応したのが参政党の神谷宗幣代表です。神谷氏は記者会見で、外交上の配慮には理解を示しつつも、かつての首相の発言を引用し、言ったことをやらなければ信頼がなくなってしまうと指摘。自国のために戦った方々に公人が感謝を伝えられない現状のいびつさを強調し、強い言葉で参拝を求めました。
SNSではこの神谷氏の指摘に同調する声が溢れています。
『選挙の時だけ威勢がいいのは詐欺と同じだ。国民は発言を信じて託している』
『他国の干渉に屈して参拝を止めるなら、日本に主権などないも同然ではないか』
といった、首相の変節を厳しく問う声が目立ちます。
一方で、元大阪府知事の橋下徹氏もテレビ番組でこの問題に切り込みました。橋下氏は、国家のリーダーが命を落とした兵士に手を合わせるのは普通の国なら当然のことだと前置きした上で、現状のままでは参拝できない現実をまず認めるべきだと主張。その上で、現実的にできないことをやる、やると言い続ける政治家ほど信頼できないものはないと、高市首相の姿勢を痛烈に批判しました。
橋下氏は解決策として、軍の指導者と一般兵士を政治的に切り離す政治的分祀を提唱しています。
『一般兵士に手を合わせることを否定する国際社会の声はないはずだ』
『8月15日に堂々と実行し、文句があるならそこから論戦すればいい』
と、具体的な日付まで挙げて決断を促しました。
これに対し、ネット上の反応は真っ二つに割れています。
『橋下氏の言う通り、いつまでもこの問題を先送りせず、解決の糸口を探るべきだ』
という賛成意見がある一方で、
『宗教法人である神社に政治が分祀を迫るのは政教分離に反する。机上の空論だ』
『神谷氏も橋下氏も、責任のない立場だから好き勝手に煽っているだけに見える』
といった冷ややかな視線も注がれています。
高市首相は今後、岩盤支持層からの期待と、国際情勢という冷徹なリアリズムの間で、極めて難しい舵取りを迫られることになります。
言葉の重みが問われる政治の世界において、今回失いかけた信頼をどのように取り戻していくのか。
その答えは、次の大きな節目となる終戦記念日の対応に委ねられることになりそうです。














