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2026.06.22(Mon)

「こういうのは嫁がやって当然」正月の集まりで妻に雑務を丸投げした義母。だが、夫の一言で空気が一変

「こういうのは嫁がやって当然」正月の集まりで妻に雑務を丸投げした義母。だが、夫の一言で空気が一変

嫁だけが動く食卓

結婚して数年。義実家で迎える、初めてのお正月だった。

親戚が大勢集まり、リビングは朝から賑やかだ。

私はその輪に加わることもなく、ずっと台所と部屋を往復していた。

料理を運び、お茶を出し、空いた皿を下げる。

「こういうのは嫁がやって当然」

義母は、私が動くたびにそう言った。

手伝おうとする親戚もいない。座って談笑する人たちの間を、私だけが黙って動き回っていた。

笑いながらの侮辱

料理が並び、みんなが食卓を囲んだ。その和やかな席で、義母が私を見て笑った。

「○○さんはまだ慣れてないからね」

親戚たちから、つられたような笑いがもれる。

私は曖昧に微笑むしかなく、また立ち上がってお茶のおかわりを注ぎに行った。

「気が利かないと、嫁は務まらないわよ」

背中に投げられる言葉に、私はただ「はい」とうなずく。

悪気はないのかもしれない。けれど、その場の居心地の悪さは、どんどん膨らんでいった。

誰も助け舟を出してくれない。

この家では、私が一人で動くのが当たり前なのだと、思い知らされていく時間だった。

取り分けの小皿が足りないと言われれば台所へ走り、お茶が冷めたと言われればポットを取りに戻る。

座る暇もないまま、私はずっと部屋の隅と台所を往復していた。

「若いんだから、これくらいできて当然よね」

義母の声に、また数人が笑う。

その笑い声を背に、私は黙って次の皿を運んだ。

夫の制止

そのとき、隣で黙っていた夫が箸を置いた。そして、母親をまっすぐ見て言った。

「さすがにやりすぎじゃない?」

場の空気が、すっと張りつめる。義母の顔から、笑みが消えた。

「何よ、嫁が動くのは普通でしょう」

「さっきから、妻ばっかり働いてるよ。正月くらい、みんなで手分けすればいいじゃん」

義母は反論しようと口を開きかけ、けれど言葉が続かなかった。

気まずそうに視線を泳がせ、そのまま黙り込む。すると、ずっと黙って聞いていた年配の親戚がうなずいた。

「そうよねえ、お嫁さんに任せきりだったわ」

何人かが腰を上げて、皿を下げ始める。

さっきまでの空気が、はっきりとピリッとしたものに変わっていた。

その後、義母が私に細かく口を出すことは、ぱたりとなくなった。完全に打ち解けたわけではない。それでも、私を見下すような態度は、もう見せなくなった。

夫の一言が、義母との間にちょうどいい距離を作ってくれたのだ。

「我慢しなくてもいいんだ」

そう思えただけで、肩の力が抜けた気がした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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