「人数が増えると大変だから」私だけ誘わず集まっていたママ友グループ。だが、深追いせず私から離れていった結果
返事のない誘い
保育園の送り迎えで、休日に母子で公園に集まっているらしい、という話をちらほら耳にしていました。
娘は最近、クラスの子の名前を覚えたてで、うれしそうに口にします。
その仲間に入れてもらえたらと、私は自然にそう考えていました。
うちの娘も、クラスの子たちと遊べたら喜ぶはず。
そう思って、グループのやり取りに声をかけました。
「よかったら、今度うちも混ぜてください」
既読はつきました。けれど、誰からも返事はありません。
(タイミングが悪かっただけ、だよね)
一枚の集合写真
その週末、あるママのSNSに、公園で撮った集合写真が上がりました。
クラスの母子が何組も、肩を寄せて笑っています。
誘われていなかったのは、私と娘だけでした。
写真の隅では、子どもたちがシャボン玉を追いかけています。
うちの娘が見たら、きっと行きたがった光景でした。
数日後、事情を教えてくれたのは、いつも正直に話すママです。
「人数が増えると大変だから、って中心の人が言ってて」
言いにくそうに、そのママは続けました。
深追いをやめて
それでも、しがみつく気はもう起きませんでした。
グループには必要な連絡だけを返し、集まりの気配を探るのをやめました。
画面を何度も開いては閉じる、そんな落ち着かない癖も、いつのまにか手放していました。
正直なママが、心配そうに顔をのぞきこんできます。
「気にしないんですか?」
「はっきりして、かえって楽になりました」
「無理してない?」
「はい、大丈夫ですよ」
子ども同士は仲良しですから、送り迎えでは今まで通り笑って挨拶します。
親同士の距離だけ、静かに置き直せばいいのです。
休みの日は、娘と二人で近所の公園に出かけました。
ブランコを思いきり押すと、娘は声を上げて笑います。その笑顔だけで、私には十分でした。
ある朝、輪の中心だったママが、急にやわらかい声で近づいてきました。
「今度、みんなで公園どう?」
誘いかけて、私の反応をうかがい、言葉を濁します。
以前あんなに素っ気なかった人が、今度は妙に機嫌をとろうとしていました。
私は「お誘いありがとうございます」と会釈して、先に園庭へ向かいました。
無理に合わせなくても、私と娘の毎日はちゃんと回っていく。
それが分かった今、焦る気持ちはもうありません。
追うのをやめた朝の空は、驚くほど軽く見えました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














