「あれ、まだ袋詰めでもしているのかな?」セルフレジで一歩も動かない女性。痺れを切らして様子を見ると
大行列のセルフレジと、動かない前の客
仕事帰りのスーパーは、夕食の買い出しをする人たちでひどくごった返していました。
私もその一人。クタクタに疲れた体を引きずりながら、ようやくセルフレジの列に並んだ時のことです。
数台あるレジはフル稼働中。私の前に並んでいた女性がようやくお会計を済ませ、次は私の番だと一歩前に出ようとしました。
しかし、彼女は一向に動く気配がありません。
「あれ、まだ何か袋詰めでもしているのかな?」
そう思って横から覗き込んでみると、なんと彼女はスマホを両手でしっかりと握りしめ、画面を勢いよくスワイプしている真っ最中。
お会計はとうの昔に終わっているというのに、レジ前で完全に自分の世界に入り込んでしまっていたのです。
勇気を出した一言と、逃げ去る後ろ姿
後ろを振り返ると、レジ待ちの列はどんどん伸びていくばかり。
周囲の人たちも「まだなの?」「早くしてよ」と、無言のイライラした視線を彼女に向けています。
それでも画面から目を離さない女性。これ以上待っていても埒が明かないと判断した私は、意を決して彼女の背中に声をかけました。
「あの、お会計は終わりましたか?」
なるべく感情を抑え、冷静なトーンで放った一言。
すると、彼女はビクッと肩を大きく震わせ、勢いよく顔を上げました。
「あっ……!す、すみません!」
我に返って周囲の冷ややかな視線に気づいたのか、彼女は顔を真っ赤にして慌てふためき、逃げるようにその場から走り去っていったのです。
あまりの慌てぶりに少し拍子抜けしてしまいましたが、無事にレジが空いてホッと一息。
スマホに夢中になるのは個人の自由ですが、公共の場ではもう少し周りを見る余裕を持ってほしいものだと、心から痛感した出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














