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2026.06.14(Sun)

「チャッピー、どっちがおすすめ?」初デートのプランをAIに相談する男。だが、食事中の態度に呆れた

「チャッピー、どっちがおすすめ?」初デートのプランをAIに相談する男。だが、食事中の態度に呆れた

期待して向かった初対面

アプリで知り合った男性と、初めて顔を合わせる日。

プロフィールの印象も良く、私は少し胸を弾ませて待ち合わせ場所へ向かった。

現れた彼は、写真そのままの感じのいい人だった。物腰もやわらかく、話し方も丁寧で、これは当たりかもしれない。

そんな期待が、最初の数分で芽生えた。ところが、その期待はすぐにしぼんでいくことになる。

「これからどうしましょうか。行きたいところとかありますか」

私の何気ない問いかけに、彼はなぜかスマホをすっと取り出した。デートの行き先を、誰かに尋ねるかのように。

何かにつけてチャッピー

「チャッピー、どっちがおすすめ?」

彼が話しかけた相手は、私ではなかった。

チャッピーと呼ぶAIに、行き先を相談しはじめたのだ。

「自分で決めなくて大丈夫ですか?」

「うん、チャッピーに聞けば間違いないから」

AIが選んだという店に入っても、それは続いた。

メニュー選びも、話題の振り方も、ことあるごとに画面へ。私が好きな食べ物の話を振っても、返事はそこそこに、彼はまた手元のスマホに目を落としてしまう。

会話のテンポは、いつも私とではなく機械側にあった。

「ねえチャッピー、次はどこに行けばいい?」

その一言を聞いたとき、私はもう気持ちが冷めていた。デートの相手は、どう見ても私ではなく、彼の手の中の機械だったのだから。

席を立った瞬間

頃合いを見て、私はバッグを引き寄せた。

「今日はここまでにしましょう。次はもう、ないと思います」

彼は信じられないという顔で目を丸くして、引き止めるように身を乗り出した。

「えっ、どうして」

「希望を聞いてくれてたの、ずっとチャッピーでしたよね」

そう告げると、彼の言葉がぴたりと止まった。とっさにスマホへ目を落とし、また相談しかけて、私の冷ややかな視線に気づいて固まる。

口を開きかけては、何も言えずに閉じる。その繰り返しだった。いつものように、AIが答えを出してくれるのを待っているようにも見えた。

「ごちそうさまでした。私の分、ここに置いておきますね」

私は財布から自分の分を出して、静かに席を立った。

彼はうつむいたまま、スマホをぎゅっと握りしめていた。さすがのAIにも、この状況の正しい答えは出せなかったらしい。店を出て夜の街を歩きながら、私はひとり、ふっと笑った。変わった相手ときっぱり縁を切れて、これでよかったと心から思える夜だった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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