知人「年上でお金もある彼なのにあなたは」と笑い続けた彼女→結婚後も元カノのSNSを検索し続けた理由
条件で人を測る知人の口癖
集まりのたびに、決まったセリフが飛んできた。
「年上でお金もある彼なのにあなたは」
彼女には年上の交際相手がいて、経済力も安定していた。それ自体は何も問題ない。ただ、その話が必ず私への比較で締めくくられる。彼女にとって恋愛とは、相手のスペックで優劣をつけるものだったようだ。
当時、私の彼は無職だった。資格もなく、プレゼントも地味で、結婚の話など到底できる状況ではなかった。そのたびに知人の言葉は急所に届いた。
「彼氏のどこがいいの、正直分からない」
笑顔で言われるから、余計に胸に引っかかった。でも私には分かっていた。お金や仕事の話では測れないものを、彼はたしかに持っていた。誰にでも分け隔てなく優しく、困っている人を見れば黙って手を差し伸べる人だった。
それでも言葉は積み重なった。会うたびに比べられ、笑顔で傷つけられる。反論しても角が立つ。黙っていても消耗する。その繰り返しがじわじわと堪えた。
(いつか、この気持ちが報われる日が来るといい)
そんなことを思いながら、また笑って流す日が続いた。
幸せの裏側で消えない不安
その後、彼女はトントン拍子で結婚した。子供にも恵まれ、理想的な家庭を手に入れたように見えた。
ところが後日、共通の知人から話が入ってきた。婚約中に夫が元カノと浮気をしていたのだと。発覚しても結婚を続ける選択をした彼女だったが、それ以来、元カノのSNSアカウントを定期的に確認しているらしかった。
フォローもしていないのに、名前を検索しては投稿を確認している。その話を聞いたとき、華やかな日常の写真の裏にある緊張感が見えた気がした。
(条件がそろっていても、信頼は別の話なんだ)
あれほど自信満々に私の彼を見下していたのに、自分自身が不安の中で毎日を過ごしている。意地悪な感情ではなく、ただ静かにそう思った。相手を信じて一緒にいられること。当時の私にはそれがあったと、今になってはっきり分かる。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














